悪循環
It doesn't wait in daily life.
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2009/11/10
「Music of alive externals」
HUASIPUNGO /
1st demo
ネットで見付けて聴いたんですが、もの凄くカッコ良かった。この時点でのドラマーは日(系の方なんでしょうか?)本人のナオキさんという方ですね。
HUASIPUNGOというバンド名はやはりエクアドルの作家ホルヘ・イカサの同名小説かららしい、俺は未読だけどエクアドルの原住民ケチュア族の「搾取に対する抵抗」の物語、彼らはその物語に悲しみを感じたと同時に"戦い"の必要性(ニューヨーク市警の少数民族への弾圧等と重ね合わせた)を感じ、この名前を付けバンドを始めたようです。そして91年の結成当初のこのデモ音源は、激しい演奏に捲し立てるスパニッシュのボーカル、正に攻撃性をむき出しにした外に受かって行く戦い/抵抗の音楽。
俺が渋さを感じ始めた97年にリリースされたNucanchic Huasipungo! CD(編集盤?)や最近のライブ映像では、基本は勿論変わらないハードコア/パンクだし激しさは勿論有るけど、少し丸みを帯びたような演奏とメッセージを共有出来るよう、ある種キャッチーで誰もが歌いやすいボーカルに変化していたような気がする。実際自分が最初ep等で彼らの音楽を聴いて、少し地味に感じてしまったのはそういう部分が有ったからという気がしている。
それは、外に戦いを挑んでいくというよりコミニティーの内側に団結を呼びかけ、楽しみを提供する。
バンド名の通り
自分達の土地(ラテン・コミニティー)の為の音楽(もちろんパンク・シーンにも属していることも間違いないんだけど)。彼らの
マイスペ
のブログも、
ホームページ
も全てスパニッシュで書かれていて、内容もバンドの事以上にNYの、コミニティーの情報を数多く提供している。そういうところからも、彼らの意識がコミニティーの内部に向いている事が伺えるんじゃないかと思う。彼らにどんな切っ掛けや流れが有ったかは分からないけど、ブーガルーがポップミュージックの影響の反動や公民運動の影響で、よりルーツに近いサルサに意向していた事、自分たちのコミニティー、ルーツに意識が向いて行った事と被る部分が有るような気がしている(ちなみにエクアドルではサルサの人気は高い)。勿論それはNYという土地からの安易な連想っていう部分が大きいけど、"楽しみ"でコミニティーをより強固なものにし、アイデンティティーを確立していく(同時にそれは抵抗でも有る)、思想は同じものが有るように感じている。民族の移民の音楽は基本的にはその民族、そのコミニティーの人達のもの。ラテン・ハードコアは1つのスタイルになってしまった(自分も好きだし)けど、ラテン語で歌う事や音楽的スタイルとは別の次元でルーツやコミニティーを強烈に背負ってしまった音楽というのは外側の人間にも強烈に訴えかける。上で書いたCDが出てから最新音源のNO ABUSEとのExistimos! split が出るまでの約10年間、活動をしていたのか分からない(少なくてもホームページや情報は無かったと思う)けど最近の活動は勿論パンクシーンとも寄り添いつつやはりコミニティーに根ざしたモノになっていると思う。自分の中では本当に最高に渋いバンド、考える程好きになっていきます。
彼らの別プロジェクト、だと思う。
活動が活発じゃない時からやっていたのかな。
・
Exorcismo del Capitalismo
・
Anti-Armada
・
Joda!
・
Patarrajada
まだちゃんと聴いてないけど…、女性メンバーが居るJoda!はかなり好み。これってたまにHUASIPUNGOの映像でドラム叩いてる子のバンド?
91年のイラストも凄いフライヤー。BORN AGAINSTと同時期に活動していたバンドが今も現役っていう時点で興奮してしまう。
最新のライブ映像とフライヤー(別の日)。GO!も未だに活動中なんて!
その他のABC NO RIOのヤバイフライヤー。
*
DANCE WITH ME
のレコ発に行ってきた。ずっと誘ってもらっててやっと観に行ったんだけど、DANCE WITH MEは凄く良かったし、お客さんも思ってたより盛り上がっていて良いライブだと思いました。初めて観たバンドも凄くカッコ良かったし、やっぱりライブには足を運ぶべきですね。中学校の同級生と久々にモッシュしたのも、あの人がダイブしたのも個人的には凄くあがりました。
楽しかったっす。
投稿者: w
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