
Huasipungo/Nucanchic Huasipungo!
NYのラティーノ・ハードコア・パンクのディスクグラフィー。激渋過ぎる。LOS CRUDOSが好き過ぎた俺はスプリットもCRUDOSサイドしか殆ど聞かなかったり、と過小評価していたようです。実際近いトコロには居るけど、LOS CRUDOS程、強烈な音ってわけじゃないしRAWな音作りでもない、よりシンプルで力強いハードコア・パンクに男臭くて怒りをおびたしゃがれた声のスパニッシュ・ボーカルが最高にカッコ良い。正に渋いバンド!だと、最近このCDを引っ張り出して聞いてやっと分かりました。バンド名のHuasipungoというのは、インディオが昔から使っているケチュア語で、Huasi=家、pungo=戸,出入り口。と、いう意味なんですけど、エクアドルでは農園主が労働の代償としてインディオに与える区分けされた土地の事もこう呼ぶそうです。で、タイトル!Nucanchic Huasipungo!っていうのは“俺達の(与えられた)土地!”みたいな意味で、自分達の土地を取り上げられそうになったインディオの抵抗の叫び。ジャケも軍隊に対峙しながらNucanchic Huasipungo!と書かれた旗を掲げる人達が描かれてます。エクアドルの作家ホルヘ・イカサに同名の小説が有って、内容も虐げられてきたインディオが土地を奪われるにいたって、決起するという内容(多分)なんで、バンド名はそれが元ネタぽいんですかね。ちょっと、読んでみようかなと思ってます。因にジャケを書いてるNAYLAMPさんの名前はプレ・インカ時代(?)信仰されてた神の名前から取ってるみたいですね。と、ちょっろっと調べただけですが、少しでもルーツ的な事とか分かると少し聞こえ方も変わる気がしたりするような。まあ、激渋!って印象は変わらないんですけど。しかし、日本だとあんまり評価されてないような気もしますね。
まえ見たシリーズの1作目『死づえ~噂霊~』を見ました。完全にこっちの方がクオリティー高い(技術的にじゃなくて)すね、前見たのは安藤希を使った美少女ホラーだったんすけど、こっちは知ってる俳優一人も居ないガチのB級ホラーでした。やっぱり呪怨の影響が結構有りそうだけど、あっちより分かりやすいし、話的には良く出来てるかな、と。"死づえ"の描写がもっとヤバかったら最高だったかな。メイキングの撮影風景も制作費が無いなか、色々苦労しながらも、メチャクチャ楽しそうにやってて、最高です。ホラーは本編がつまらなくても、メイキングは良かったりするんで、そこで救われる事も有りますね。
***で当てが外れた気がして来ました…ちょっとヤバイです。とりあえず、もう少し様子を見ます。
近所の中華屋で早めの夕食を食べたんですが、餃子って家の近所の食べなれたヤツが一番美味しい気がします。

STRUGGLE/PRINTED IN CANADA
最高。
Tシャツ欲しい。