怪獣総進撃の会合の翌日、現在作成中の初ゴジがある程度かたちになったので、とある賢者の方おふた方に評価をお願いしました。どちらもこの業界では有名な方で、お一人は私のお師匠様と崇め、若い造型師の方へ良くダメだしをしているプロの造型師の方です。もうおひと方は、怪獣造型を何百体と見てきて、歴代の造型師の方から評価を依頼され、いつも手厳しい評価をしている方です。
結果はといいますと、実は師匠に見てもらうのは今回3作品目で、いつも厳しい指摘を頂き、その都度、大きな修正を行った経緯があり、ある意味過去の作品の完成度があそこまで上がったのはこの師匠のお陰です。その師匠からは、今回は前回までと同様の失敗は無く、細かな部分の指摘のみで、総合的にOKをもらいました。
もうおひと方のご評価ですが、正直今回、緊張というか、とても不安でした。というのは、この方は私のお師匠様もアドバイスをお願いするような、大御所の造型師の方から一目も二目も置かれているような、ものすごい方で、ある意味怪獣造型の評価では業界NO1ではないかとおもわれるような方です。そのような方に見てもらえるというのは、なんというかとても光栄なことで、見てもらっている間中、緊張しまくりでした。
最初にこの初ゴジのコンセプトを聞かれ、「電車咥えのイラストイメージをスーツバージョンでやったら面白いと思った。また劇中にあるものでは無いので、スーツに似せつつ、自分の持ち味を出した初ゴジにしたかった」というようなお話をさせて頂きました。
それから色んな角度から初ゴジを見ていただき、
「初ゴジのスーツを再現したものでは無く、イメージを造り込んだという観点から見た評価として、とても良い造型だと思う。同様のコンセプトを持つ、過去の初ゴジの造型の中で、とても高いレベルじゃない。
前回のミレゴジ風のトゲトゲしいものから、昭和のゴツゴツしたゴジラを造ったらどうなるかと思ったけど、初ゴジに見えるし、個性的なシャープな線が、うまく調和してすごく良いんじゃない。素直にかっこいいよ。」と言う意味のお言葉を頂きました。
いや〜、それを聞いて、感謝感激雨霰状態で、滅茶苦茶喜んでしまいました。正直、この初ゴジ造っているときのブログの反応は、アクセス数はあるものの、皆さんのコメントがあまりにも無いので、「よっぽどだめなんだなあ」と思っていました。ところがですよ、怪獣造型評論家の中では、おそらく第一人者(私はそう思っている)であろうお方から、これほど高い評価を頂けるとは夢にも思っていませんでした。
とまあ、良い話はそこまでとして、色々と細かな指摘も受けましたので、今のところその改修に入っています。改修の中で一番大掛かりなのが、膝下から足の甲にかけてのラインで、自分でも気になっていたのですが、繋がりが無く、違和感があります。賢者の方曰く、この辺はとても難しい所とのことで、結構プロでもその辺の部分が出来ていない人もいるということです。
現在は膝下の表皮というか肉を削り落とし、再度モールドつけているような状況です。
鮫順さん
お疲れ様でした。鮫順さんも課題が明確になり、よかったですね。夏に向けてがんばりましょう。翌日評価の後、電話入れたのですが、留守電でした、がっかり。
神護さん
神護さんのまんだらけネタうけましたねえ。
泊まり込みの会合、いいですねえ。ゴジラ三昧、温泉三昧してみたいです。
七松さん
確かに時間が経つのが早かったですねえ。一番遠い所から来ていたのが私みたいで、終電ギリギリでした。そういえば私も含めて皆さん飲めない人が多く、七松さんだけの為の飲み放題コースでした(笑)
ヒロシさん
さすが変態マジシャン、ばかうけです。何となくヒロシさんがいるとゴジラの会合ではなく、違った意味で盛り上がり、いつもとちょっと違う面白い会合になったように思います。次回も楽しみにしていますので、またご協力下さい。
前田ハニーさん
会合に出席頂きありがとうございました。ほんとに初めてお会いしたのに、とても身近に感じました。私は造型的にも前田さんに近い路線なので、そちらでも共感できる部分があり、お話していてとても話が合うなあ〜と感じました。また近々やりましょう

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