もともとあまり多筆ではないのと、私事で少々てんやわんやの真っ最中なこともあり更新が滞っている。
更新を待ってくださっている方々には、この場を借りてお詫び申し上げたい。
政治的には「皇統断絶問題」がひとまず先送りされ、4点セットとやらから派生した「与党スキャンダル問題」は民主党の壮絶な自爆によって(本来指摘するべき国民利害のありようが失念された感はあるが)これまた収束した。
ここまで日本の政治が人気・実質ともに「野党凋落」に陥ったのはおよそ記憶にない。対案路線を捨てた政党がことごとく自壊していく様は、見えない何か(静かなる有権者? 国体? 日本の歴史?)からの無言のメッセージでもあろうかと思わざるを得ない。
対外的には相変わらず特定アジアからの種々様々な懸案に悩まされているし、拉致問題を始めとする以前からの懸案事項も山積のままではある。経済も広報されているものほど実態は甘くなく、今までの長期不況により致命的なまでに失った経済活力を取り戻すための政策が緊急に待たれている。
そんな中ではあるが、ゆえにこそ国会が無用の混乱により空転する事態がひとまず回避された事だけは素直に喜んでおきたい。悪法や悪政策が通されてしまう危険について警戒は常に必要であるにせよ、空転国会でひたすら税金の無駄遣いのあげく必要な政策が滞る(または有害な法律から急いでお手盛りに通される)よりは何倍もマシであろう。
とはいえ、今の政府与党も及第点には程遠い。
某SG政党は相変わらずだし、自民も亡国系陣営が再び鎌首をもたげつつある雰囲気なのが悩ましい。
今後もしっかりと、国民が高い意識を持ってその行く先を監視していかなければならないだろう。
人気投票のように国政を語る時代は、この小泉政権で卒業……といきたいものである。

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