2011/12/8

R.I.P. Hubert Sumlin  ブルース

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Hubert Sumlin at Long Beach Blues Festival, 1997
(c)Masahiro Sumori

ヒューバート・サムリンが2011年12月4日、心不全のためニュージャージー州ウェインのセントジョセフ病院にて亡くなりました。80歳でした。

2002年に肺がんと診断され、2004年には片方の肺を切除しており、最近のステージ写真では、鼻に管を通した痛々しい姿でした。そんな状況を考えれば、驚きはありません。ただ、淋しい。本当に淋しい。

ヒューバートは、ハウリン・ウルフのバンドでギタリストとして活躍し、彼の代表曲の多くでプレイを聴かせてきました。彼の個性的なプレイはウルフのサウンドには不可欠な存在でした。ウルフが亡くなる1976年まで活動を共にし、その後はソロに転身。1998年(モントルー・ジャズ・フェスティヴァル・イン・ジャパン)、2001年(ジャパン・ブルース・カーニバル)と2回の来日公演も行っています。

僕がまだブルースを聴き出した高校生の頃、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフは、まず通る道だった訳ですが、僕は当時はマディよりもずっとウルフが好きでした。本人の歌の凄さももちろんですが、やはりヒューバートのアグレッシヴなギターが、ロック少年だった僕のストライクゾーンだったんだと思います。"Louise"、"Killing Floor"、"Spooful"、"Smokestack Lightnin'"本当に繰り返し繰り返しよく聴きました。

ヒューバートは決してうまいギタリストではないんですが、基礎をしっかり積み上げた人にはないいい意味でのめちゃくちゃさ、型破りなところが最大の魅力だったと思います。特に"Hidden Charms"のギター!その暴走ぶりは、ヒューバートだからこそ、です。うまいギタリストはたくさんいてもヒューバートは一人しかいないんですよね。

ヒューバートが初来日した際、ブルース&ソウル・レコーズのインタビューがあり、僕はインビュワーではなかったんですが、通訳で同行させてもらいました。シカゴ・オールスターズの一員として来ていたヒューバートを他のメンバーも一緒にインタビューしたのはいいんですが、相手が沢山いたので、段々各々勝手に発言し出して収拾が付かなくなって困りました(笑)。ヒューバートはマディやウルフとの思い出を聴くと嬉しそうによくしゃべってくれました。いい人でした。

あのとき一緒に来てたウィリー・スミス、リトル・スモーキー・スマザーズ、カルヴィン・ジョーンズももう天に召されてしまいました。

ヒューバート、かっこいい音楽をありがとう。安らかに休んで下さい。
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パイントップ・パーキンズと。今頃天国でセッションしてるでしょうか?
(c)Masahiro Sumori

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タグ: 訃報



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