2021/10/29

さよなら、江古田俱楽部  ブルース

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江古田俱楽部が閉店します。西武池袋線江古田駅から歩いて数分、小さなお店でしたが40年以上の歴史を持つ老舗、知る人ぞ知るブルース・バーでした。8月6日にマスターの出原義史さんが急逝し、以後営業はしておりませんでしたが、今月末で退去するそうです。

先日、お店を覗きに行ってみたら、マスターの奥様やお店に出演していたミュージシャンの人たちが片づけをしていました。たくさんのアンプや本、レコードなどが並べられていました。これらの多くは、お店にゆかりのなる人の下に引き取られていくようです。

思えば初めて僕がお店を訪れたのは1990年代の半ばくらい、スカンクちかのさんがここでライヴをやるというので行ったのが初めてだったと記憶しています。その後は、ずっと行っていなかったのですが、一昨年ZYDECO KICKSのライヴを見に本当に四半世紀ぶりくらいに行きました。しかし、時間が止まったように見覚えのある光景がそこにはありました。店内の壁を埋め尽くす古いブルースのポスターや楽器、雑然としながらもなんだか落ち着く隠れ家的な空間。マニアックなお店のようで、嫌みなところのない気楽な雰囲気がありました。それは、マスターのお人柄がそういうお店を作ったのでしょう。お客さんは勝手に冷蔵庫を開け、自分でほしい飲み物を取って栓抜きで開け、お代を置いていくセルフサービス。そんなシステムも慣れれば心地よいんですよね。

昨年2020年は、幸運にも3回ほどお店に行く機会がありました。

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Delta Beat@江古田倶楽部(2020.12.22)

「今度、いろいろお話をきかせてもらえないでしょうか?ウェブでお店を紹介したいんです」

これだけ長い間お店をやられているマスターなので面白い話が聞けるのではないか、そう思いマスターに聞いてみたら「いいよ」と快諾いただきました。しかし、コロナやマスターの入院でお店が営業できない日々が続き、お話を聞くことはかないませんでした。とても残念です。

皆「エコクラマスター」と呼んでいたので、僕はお名前すら知りませんでした。昨年お話しした際、お歳は73歳だと言われていたので、74歳だったのでしょうか。近年は体調がよくなかったようでしたが、よく東長崎のCREOLE COFFEE STANDまでお散歩していたそうです。

僕は常連と呼ぶには程遠いですが、久しぶりに訪れても変わらずに待っていてくれたこのお店がなくなってしまうことに淋しさを感じています。

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エコクラマスター、出原義史さん (2020.7.17)
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