2021/4/9

四谷三丁目BLUE HEAT閉店  ブルース

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3月30日で、四谷三丁目のブルースバー、BLUE HEATが閉店しました。移転前の渋谷時代から数えると20年以上。ブルース系のお店としては老舗でした。マスターの兵頭さんは、もうサラリーマンならば定年の年齢を超えたので、閉店したあとにスケルトンに戻す元気があるうちに店を畳んでおこうとい考えていたそうです。

とは言え、このコロナ禍でどんよりした日々が続く中の閉店。非常に淋しいものがあります。昨年10月には渋谷のテラプレーンが閉店となりました。やはり同じくらい老舗のお店でした。荻窪のライヴハウス、ルースターも昨年9月、メインだった本店を閉め、ノースサイド店に統合しました。ブルース好きの憩いの場がどんどん失われていくのは残念でなりません。

BLUE HEATは1998年に渋谷の桜丘町に開店。渋谷駅の西口から徒歩で5分程度の雑居ビルの2階でした。比較的線路に近いところで、かつて芽瑠璃堂があった場所の裏あたりでした。急な階段を上がった2階。酔っぱらった後にその階段を降りるのが怖かったのを覚えています。

2010年、入居ビルの取り壊しが決まると、同じ渋谷の中で移転するものと思いきや、意外な四谷三丁目という新たな地に店舗を構えました。渋谷店よりも広く、ステージをゆったりと取った新店舗は渋谷時代よりもライヴを重視した営業となっていきました。

僕がBLUE HEATに初めて行ったのがいつだったのか、よく覚えていません。でも、1998年の開店後そう経っていなかったのではと思います。渋谷のQUATTROなどでライヴを見た後に寄るお店の筆頭がBLUE HEATかテラプレーンでした。一時期は、仙台の酒屋さん兼ライターの佐々木健一さんを迎えたレコード鑑賞会が定期的に開かれていて、僕もよく行っていました。佐々木さんとの縁で、BLUE HEATにはいつもメニューに宮城の地酒がありました。あまり東京では飲めない墨廼江や日高見、栗駒山などが頂けるところが貴重でした。

渋谷旧店舗の界隈は再開発ですっかり別物のようになり、今も大規模開発が続いていますね。

新店舗と旧店舗はちょうど同じくらい、ともに10年あまり続いたことになるようです。

そのBLUE HEATのマスター、兵頭さんはビックリするほど愛想のない人です。(笑)

僕が見納めと思って3月25日に来店したときも、表情を変えずボソッと「珍しい…」と一言。1月に伺った際に「もう1回は来ますよ」と伝えたんですが。(笑)

兵頭さんは結構神経質で、店内には昔から「ここに飲み物を置くな」とか「トイレのカギはちゃんと閉めろ」とか、様々な注意書きがあちこちにありました。注文の多い料理店ならぬ、注文の多いブルースバーと言ったところですかね。でも、取って食われたりはしませんでしたけど。

そんな兵頭さんですが、お店同様多くのお客さん、ミュージシャンの人たちに慕われていたので、今回の閉店を残念がる人は少なくなかったと思います。

今後兵頭さんは故郷の京都に戻られるそうです。その後、もし内装に手間を掛けなくていい物件が見つかれば新しくお店をやることも考えたいとのことです。

何はともあれ、約22年間お疲れ様でした!
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