2019/8/25

訃報:Larry Taylor 1942-2019  ブルース

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Larry Taylor (2005)
Photo by Masahiro Sumori. All rights reserved.

キャンド・ヒートの黄金期のベーシストとして知られるラリー・テイラーが8月19日、ロサンゼルスの自宅にて亡くなりました。77歳でした。12年もの長きに渡り、ガンで闘病中だったそうです。

彼の活動といえば、誰もがまずキャンド・ヒートを思い浮かべると思います。バンド自体が結成されたのは1965年で、ラリーが加入したのは1967年。しかし、デビュー・アルバムにはメンバーとして入っており、それ以前は固定メンバーとしてのベーシストはいなかったので、実質的にはオリジナル・メンバーと言って差し支えはないでしょう。

キャンド・ヒート以外では、僕はLAのブルース・シーンで活躍していた印象が強いのですが、ブルースの世界にとどまらず、非常に幅広く活躍した人でした。キャンド・ヒート加入以前にはモンキーズとも活動していましたし、トム・ウェイツとの活動も知られています。

その他、ジョン・メイオール、ロサンゼルスのブルース・ギタリスト、ハリウッド・ファッツのバンドのメンバーでもありました。

ハリウッド・ファッツは1986年に亡くなってしまいましたが、彼のバンドのオリジナル・メンバーが2000年代に再集結し、ギターにカーク・フレッチャーを入れた形でハリウッド・ブルー・フレームズとして活動を再開した際も、ラリーはメンバーとして名を連ねていました。

ブルースの世界では他にもジュニア・ワトソン、フィリップ・ウォーカー、キム・ウィルソン、ジョン・リー・フッカー、リンウッド・スリム、ラスティ・ジンなどなど、レコーディングやコンサートで様々な人と共演しています。

1997年、ヴェンチャーズのギタリスト、ジェリー・マギーが自身のブルース・バンドでジャパン・ブルース・カーニバルに出演した際にはバンド・メンバーとして同行しています。

一度脱退したキャンド・ヒートもその後何度か出入りし、亡くなる直前もキャンド・ヒートのメンバーとしてウッドストック50周年のフェスなどいくつかのライヴに出演予定となっていました。

エレキ・ベースだけでなく、アップライト・ベース、ギターも弾きこなす名手でした。
謹んでご冥福をお祈りします。

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キャンド・ヒートといえばこの曲がまず浮かびますが、これは先月の最新映像、ラリーも普通に弾いていますね。



珍しく、ラリーがリード・ギターのみならず、ヴォーカルを取っている映像です。

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