2019/2/14

Washboard Chaz来日公演レポート  ブルース

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ニューオーリンズからウォッシュボード・チャズが来日し、東京で計4公演を行いました。彼の来日は、ティンメンが横浜ジャグバンドフェスに出演した2014年以来5年ぶり。チャズ単独での来日は、2008年以来です。

彼と共演したのは一緒にCDも作っている東京在住のブルースマン、スティーヴ・ガードナー (guitar, harmonica, vocals)と彼としばしば共演しているビル・ベンフィールド (guitar, mandolin)、ヒサ仲瀬 (bass)という面々。チャズの今回の来日の主目的はチャリティー・イベントへの出演ということで、プロモーターが入って告知を行っている状況ではなく、チャリティー以外の公演は正直集客がちょっと不安な状況。僕は主催者ではないのですが、少しでもお客さんに来てもらえるようにと、告知活動に微力ながら協力させてもらいました。

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しかし、蓋を開けてみたら、なんとまあ。最終日のブライトブラウンでの公演は、予約受付を打ち止めにするほどの大盛況ぶり。前日のWhat The Dickens公演も大勢の人が詰めかけました。これは想像もしていなかった誤算。

ブライトブラウンでは、休憩を挟んで2セット、たっぷり2時間以上やってくれました。スティーヴとチャズがヴォーカルを交代しながら展開するのは、ロバート・ジョンソンのようなゴリゴリな戦前のフォーク・ブルースからゆったりとスウィングする”Sweet Sue”、ノリノリに攻める”Shake Your Moneymaker”などなど、古きよきアメリカを感じさせるブルース&ジャズの世界。でもロバート・ジョンソンでも、ヘンリー・トーマスでも、底抜けに明るいスティーヴとチャズの手にかかれば、重苦しくはならず、笑みもこぼれるゆるーい感じに仕上がります。曲間には、2人は他愛もない冗談を言っては大笑い。彼らが誰よりも一番楽しそうでしたが、楽しさって伝染するんですね。気がつくと、お店中が笑いに溢れている状況に。

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リード・ヴォーカルはスティーヴがやや多めでしたが、力を込めて歌うスティーヴに対し、のほほんとした暖かみのある歌声を聴かせるチャズは好対照で、なかなかいいコンビです。”Sweet Sue”ではチャズがハミングでトロンボーンのモノマネをする芸も見せ、これもなんとも言えないほのぼのした雰囲気だったのでした。

“Drinking Wine Spo-dee-o-dee”では客席もみんなで”Wine!, Wine! Wine!”と大合唱。終盤ではお客さんもステージに上げ、チャズはウォッシュボードを鳴らしながらお客さんと一緒に客席を練り歩き、さらに盛り上がりました。

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こんな楽しいステージも、プレーヤー4人の確かな腕あってのもの。特にマンドリンとギターのビルはところどころで聴かせるソロが全体のサウンドをビシッと締めてくれました。チャズのウォッシュボードもドラムスとはまったく違うグルーヴを生み出し、このようなアコースティック・サウンドにはぴったりマッチしていました。

これだけお客さんが入ってくれるならば、またぜひ日本に来てもらいたいですね。チャズ本人はぜひまたティンメンでも来たいし、ジャグバンド・フェスにもまた出たいと意欲を見せていました。

なお、チャズが東京に滞在中、チャズにインタビューすることができました。コロラド時代の話から、今住んでいるニューオーリンズの話まで色々面白い話を聞くことができました。インタビュー記事は4月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ147号に掲載される予定ですので、そちらもよろしくです。

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Washboard Chaz with Ramblin’ Steve Gardner
Mon., February 11, 2019
Bright Brown - Tokyo, Japan

1st set [19:55-20:55]
1. Rollin’ And Tumblin’ (Steve-vocals)
2. Baby Scratch My Back (Steve-vocals)
3. Freight Train (Chaz-vocals)
4. Sitting on Top of the World (Chaz-vocals)
5. Nobody’s Business But Mine (Steve-vocals)
6. Drinking Wine Spo-dee-o-dee (Steve-vocals)
7. Trouble in Mind (Chaz-vocals)
8. Sweet Sue (Chaz-vocals)
9. Fishing Blues (Steve-vocals)
10. Take This Hammer (Steve-vocals)
11. Louis Collins (Chaz-vocals)
12. My Babe (Steve-vocals)

2nd set [20:25-21:48]
13. Midnight Special (Steve-vocals)
14. Digging My Potatoes (Chaz-vocals)
15. Hey Good Lookin’ (Steve-vocals)
16. Bottle Up And Go (Steve-vocals)
17. Sweet Home Tokyo (Chaz-vocals)
18. Stones In My Pathway (Steve-vocals)
19. Stealin’ (Chaz-vocals)
20. Salty Dog (Steve-vocals)
21. Key To the Highway (Chaz-vocals)
22. Shake It And Break It (Steve-vocals)
23. Kind Hearted Woman (Steve-vocals)
24. Shake Your Moneymaker (Chaz-vocals)
25. Walking the Dog (Steve-vocals)
-encore-
26. Jesus on the Mainline (Steve-vocals)

[Personnel]
Washboard Chaz - washboard, vocals
Ramblin’ Steve Gardner - guitar, harmonica, vocals
Bill Benfield - guitar, mandolin
Hisa Nakase - bass

【公演情報・ディスコグラフィーなど】
https://black.ap.teacup.com/sumori/1806.html

【過去の公演レポート】
2008年の来日公演
https://black.ap.teacup.com/sumori/99.html
2014年ティンメン来日公演
横浜 https://black.ap.teacup.com/sumori/1511.html
東京 https://black.ap.teacup.com/sumori/1514.html

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終演後笑顔でグループショット
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