2018/12/3

ティピティーナズをギャラクティックが買収  ニューオーリンズ

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Tipitina's (2004)
Photo (c) by Masahiro Sumori

ニューオーリンズの歴史あるライヴハウス、ティピティーナズがどうやらファンク・バンドのギャラクティックの手に渡ったようです。まだ正式な発表はないものの、地元テレビ局WWLがギャラクティックの弁護士に電話取材をしたところ、事実関係を認めたということです。11月17日の時点で、ギャラクティックが買収に向けて動いているとの報道が流れていました。

言うまでもなく、ティピティーナズはニューオーリンズを代表するライヴハウスの一つで、ネヴィル・ブラザーズやDr.ジョンなど、ニューオーリンズ内外の名だたるミュージシャンたちがプレイしてきましたし、ここでレコーディングされた作品も多く存在します。ニューオーリンズに興味を持ったことのある人ならば、一度は名前を聞いたことがあるクラブでしょう。

プロフェッサー・ロングヘアの楽曲”Tipitina”にちなんで名付けられたこのクラブは、1977年、まだフェスが存命の頃、チューレーン大学の卒業生や学生が資金を持ち寄って市内のアップタウンに開店しました。以前からあった古い建物をライヴハウスに改築したそうです。場所はナポレオン・アヴェニューとチャピトゥーラス・ストリートという大通りの交差点にありますが、繁華街からは離れた住宅街の中に位置しています。

フェスは1980年に急逝しましたが、生前はしばしばティピティーナズに出演しています。

1996年に投資家のローランド・フォン・クルナトフスキー (Roland Von Kurnatowski)が当初の所有者たちから買い受け、以後20年以上に渡り所有者であり続けました。クルナトフスキーは、1998年にフレンチクオーターにティピティーナズの2店舗目を出店(その後閉店)、また2003年にはミュージシャンたちを支援する非営利団体、ティピティーナズ基金も立ち上げています。

しかし、クルナトフスキーは投資話で複数の被害者から訴追を受けている厳しい状況にあり、ティピティーナズを手放さざるを得ない状況になっていた模様です。

どのような経緯でこの売却劇がまとまったのかは不明ですが、今後とも変わらず健在であり続けてほしいものです。

【情報源(WWL-TV)】
Funk band Galactic buys famed Tipitina's music club (WWL-TV)
http://www.wwltv.com/article/news/local/funk-band-galactic-buys-famed-tipitinas-music-club/289-619181183

2018/12/07追記
12月4日にバンド側からFacebookと公式サイトを通じてコメントがありました。
以下、Facebookのコメントです:
「僕たちは、大好きな場所であるティピティーナズの新しい所有者となりました。この発表できることを嬉しく思います。
僕たちの目標は、ティピティーナズという会場とブランドを通じ、ニューオーリンズの音楽や文化ならびに財産の未来を保全、促進、保護することにあります。ミュージシャンたち、そしてニューオーリンズの市にとってのティップス(訳注:ティピティーナズの愛称)が持つ意味の重要性を尊重することを僕らは決して忘れません。僕らはこのライブハウスで今後展開されるであろう素晴らしい音楽と楽しい時間を考えるとワクワクするし、待ちきれない思いです。
ティピティーナズの購入についてより詳しくは http://galacticfunk.com をご覧ください。そして、今年の大晦日、僕らはティピティーナズで新たな門出を祝います。皆んなも参加してほしいと思っています。( http://bit.ly/Tips_NYE )」
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