2016/12/13

訃報: Herb Hardesty 1925-2016  ニューオーリンズ

往年のファッツ・ドミノのバンドで活躍したテナー・サックス奏者、ハーブ・ハーデスティが12月3日、ラスヴェガスで亡くなりました。91歳、ガンだったとのことです。ファッツのデビュー曲”The Fat Man”(1949年)のレコーディングに参加し、インペリアル・レーベルからリリースされたファッツの殆どの作品でプレイしています。1962年にインペリアル時代が終了したあとも両者の関係は続き、1970年代までレコーディング、ツアーでファッツを支えました。彼はその頃ニューオーリンズからラスヴェガスに移住しますが、その後もしばしば故郷に戻ってきて、ファッツとも共演することも少なくなかったようです。僕も1997年のジャズフェスでファッツを見た際にハーブがバンドにいたのを覚えています。

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Fats Domino with Herb Hardesty
New Orleans Jazz Fest, 1997
(c)photo by Masahiro Sumori

最近DVDとして発売されたファッツ・ドミノのドキュメンタリー映画「The Big Beat: Fats Domino and the Birth of Rock n’ Roll」(Shanachie 999)では、ファッツが1962年、フランスのアンティーブ・ジャズ・フェスティヴァル出演した際の映像が紹介されており、ハーブとデイヴ・バーソロミューを含むバンドとともに演奏する貴重な映像です。これが熱いのなんのって。。。

1925年3月3日にニューオーリンズに生まれたハーブは、1940年代に軍隊から除隊後、バンド活動を本格化させます。デイヴ・バーソロミューと知り合い、彼の誘いで新人アーティストのレコーディングに参加したのがファッツ・ドミノだったというわけです。

1958年ごろ、ハーブはマーキュリー・レコードと契約し、ソロ・アーティストとしてレコーディングを行ったこともありました。マーキュリーはそれをお蔵入りにしてしまいましたが、当時フェデラル・レーベルが買い取る形でリリースとなりました。そのレコーディングは英エイス・レコードの「The Domino Effect - The Wing & Federal Recordings 1958-61」(2012年リリース)で聞くことができます。


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The Domino Effect
- The Wing & Federal Recordings 1958-61

(Ace CDTOP 1333)

ハーブは1970年代以降ラスヴェガスに住み続けましたが、ニューオーリンズに戻ってくると、ファッツとの共演に限らず、いろいろとセッションをこなしていたようで、WWOZのピアノナイトなどにもしばしば登場していました。その他、トム・ウェイツとの共演もあります。

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Herb Hardesty with Dr. John & Charlie Miller
WWOZ Piano Night, 2004 at Generations Hall
(c)photo by Masahiro Sumori

91歳というと天命を全うしたということなんでしょうが、淋しい訃報でした。安らかに眠って下さい。

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Herb Hardesty (second from left) with Dennis Binder (right)
New Orleans Jazz Fest (Ponderosa Stomp Revue), 2008
(c)photo by Masahiro Sumori
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