2014/6/30

追悼: Bobby Womack 1944-2014  R&B/ソウル

クリックすると元のサイズで表示します
Bobby Womack at Long Beach Blues Festival, 2000
(c)Photo by Masahiro Sumori.

ボビー・ウォーマックが亡くなってしまいました。

死因は不明ですが、6月27日に亡くなったそうです。彼が所属するレコード会社、XLレコーディングスが明らかにし、ローリングストーン誌が同日中にニュースを配信しました。70歳でした。

近年は癌や心臓病など、様々な健康問題を抱え、何度も手術も受けていたと聞きます。2012年には17年ぶりに来日公演を行いましたが、かつてとは別人のようにやつれていたのは痛々しかったというのが正直なところ。しかし満身創痍の状況でなお、ついえない気力に真のエンタテイナーの姿を見た思いでした。かつてのようには行かないながらも全力でお客さんを楽しませようとするその姿勢に心を打たれました。

その年、彼は久々の新譜「The Bravest Man in the Universe」をリリースし、カムバックをアピール。翌2013年には、アルツハイマー症と診断されたことを自ら公表したものの、活動を止めることはなく、5月には再度来日もしました。

どういう状況で彼が亡くなったのかは判りませんが、その13日前の6月14日にはテネシー州で開催されたボナルー・フェスティバルに出演していたそうですから、急なことだったのでしょう。

ボビー・ウォーマックが初来日を果たしたのは1987年。知人からそのときの公演の話を聞くことも多いのですが、僕はそれは見ておらず、初めてボビーを見たのは1995年の3度目の来日公演でした。あの時点で相当のベテランではありましたが、今を思えばまだ50をちょっと超えた頃だったんですね。シンガーとしても脂が乗っていたと思います。左利きに構えたギターで渋ーくブルースを弾き出したと思ったら、そのブルージーな調子で"It's All Over Now"をやってくれたのが妙に印象に残っています。

その後、僕は2000年にロングビーチ・ブルース・フェスティバルで彼を再び見る事ができましたが、その際も相変わらず絶好調でした。しかし、その後体調を崩してしまったようで、暫く新作も出ない状況が続きました。

僕が初めて聴いたボビーはなんだったか、よく覚えていないのですが、多分"Lookin' for a Love"だったんではないかな。月並みですが、今でも大好きな曲です。それを聴くより前に"It's All Over Now"は聴いていたと思います。ストーンズかジョニー・ウィンターのバージョンで。ボビーがいたヴァレンティノスのオリジナルを聴いたのはずっと後でした。

日本では来月からマッスルショールズの映画の公開が予定され、僕の周囲の音楽ファンの間では、今その話題でかなり盛り上がっていますが、そんな折にマッスルショールズと縁の深かったボビーの訃報が入るとはなんとも寂しい限りです。健康問題を抱えていたとは言え、70歳で天に召されるとは早すぎる。2013年には彼の弟、セシルが65歳の若さで亡くなっていますが、今頃天で再開を果たしているのでしょうか。

ラスト・ソウルマン、ボビー・ウォーマックのご冥福をお祈りします。RIP。
2



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ