2021/4/9

四谷三丁目BLUE HEAT閉店  ブルース

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3月30日で、四谷三丁目のブルースバー、BLUE HEATが閉店しました。移転前の渋谷時代から数えると20年以上。ブルース系のお店としては老舗でした。マスターの兵頭さんは、もうサラリーマンならば定年の年齢を超えたので、閉店したあとにスケルトンに戻す元気があるうちに店を畳んでおこうとい考えていたそうです。

とは言え、このコロナ禍でどんよりした日々が続く中の閉店。非常に淋しいものがあります。昨年10月には渋谷のテラプレーンが閉店となりました。やはり同じくらい老舗のお店でした。荻窪のライヴハウス、ルースターも昨年9月、メインだった本店を閉め、ノースサイド店に統合しました。ブルース好きの憩いの場がどんどん失われていくのは残念でなりません。

BLUE HEATは1998年に渋谷の桜丘町に開店。渋谷駅の西口から徒歩で5分程度の雑居ビルの2階でした。比較的線路に近いところで、かつて芽瑠璃堂があった場所の裏あたりでした。急な階段を上がった2階。酔っぱらった後にその階段を降りるのが怖かったのを覚えています。

2010年、入居ビルの取り壊しが決まると、同じ渋谷の中で移転するものと思いきや、意外な四谷三丁目という新たな地に店舗を構えました。渋谷店よりも広く、ステージをゆったりと取った新店舗は渋谷時代よりもライヴを重視した営業となっていきました。

僕がBLUE HEATに初めて行ったのがいつだったのか、よく覚えていません。でも、1998年の開店後そう経っていなかったのではと思います。渋谷のQUATTROなどでライヴを見た後に寄るお店の筆頭がBLUE HEATかテラプレーンでした。一時期は、仙台の酒屋さん兼ライターの佐々木健一さんを迎えたレコード鑑賞会が定期的に開かれていて、僕もよく行っていました。佐々木さんとの縁で、BLUE HEATにはいつもメニューに宮城の地酒がありました。あまり東京では飲めない墨廼江や日高見、栗駒山などが頂けるところが貴重でした。

渋谷旧店舗の界隈は再開発ですっかり別物のようになり、今も大規模開発が続いていますね。

新店舗と旧店舗はちょうど同じくらい、ともに10年あまり続いたことになるようです。

そのBLUE HEATのマスター、兵頭さんはビックリするほど愛想のない人です。(笑)

僕が見納めと思って3月25日に来店したときも、表情を変えずボソッと「珍しい…」と一言。1月に伺った際に「もう1回は来ますよ」と伝えたんですが。(笑)

兵頭さんは結構神経質で、店内には昔から「ここに飲み物を置くな」とか「トイレのカギはちゃんと閉めろ」とか、様々な注意書きがあちこちにありました。注文の多い料理店ならぬ、注文の多いブルースバーと言ったところですかね。でも、取って食われたりはしませんでしたけど。

そんな兵頭さんですが、お店同様多くのお客さん、ミュージシャンの人たちに慕われていたので、今回の閉店を残念がる人は少なくなかったと思います。

今後兵頭さんは故郷の京都に戻られるそうです。その後、もし内装に手間を掛けなくていい物件が見つかれば新しくお店をやることも考えたいとのことです。

何はともあれ、約22年間お疲れ様でした!
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2021/3/14

アリサ・フランクリンの幻の映画、遂に公開  R&B/ソウル

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アリサ・フランクリンが1972年、ロサンゼルスの教会で行ったゴスペル・コンサートを記録した映画「アメイジング・グレイス」が49年の歳月を経て、遂に日本で劇場で公開になります。

このコンサートは、当時2枚組のLPとしてアトランティック・レコードからリリースされ、ダブル・プラチナ・ディスクを獲得するヒットとなりました。このレコードはグラミー賞も受賞しており、いまだ最も売れたゴスペルのライヴ・アルバムと言われています。

当初は、映画も1972年に公開する予定で巨匠、シドニー・ポラックの監督の下で撮影が行われましたが、お蔵入りになってしまいました。というのも、ポラックは映像と音声の同期に必須なカチンコを使うのを忘れてしまい、技術的問題から映画が完成することはなかったのです。

その後2007年になり、元アトランティックのプロデューサー、アラン・エリオットがこのフィルムをワーナー・ブラザーズから買い取り、最新のデジタル技術を駆使した映画の完成に向けて動き出しました。

そして遂に同期に成功し、2011年に一度は公開に向けて動き出したものの、当初のお蔵入りの扱いに不満を抱いていたアリサ本人から差し止めの訴訟を起こされ、公開できない状況に。アリサは、出来上がった映画は見て出来上がりには満足していたものの、法的な問題が残っていると主張し、遂に生前、公開を承諾することはありませんでした。

そんな状況が変わったのは皮肉にも2018年、アリサが膵臓ガンのため他界したことがきっかけでした。アリサの遺族と映画会社の交渉がまとまり、同年11月、ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭などで限定的に初公開されました。そして翌年4月、欧米各地で公開となったのです。

通常のコンサートとは異なる、教会という独特な雰囲気の中でのコンサートは、1972年1月12日、13日の2日間に渡り行われました。場所は、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会。あのゴスペル界を代表するシンガー、ジェイムズ・クリーヴランドの教会で、黒人層が多く住むサウスセントラル地区に位置しています。バンドにはバーナード・パーディ(ds.)、コーネル・デュプリー(gt.)、チャック・レイニー(b.)といった強力なメンツに加え、教会のクワイアーも参加し、信者を前にまさに圧巻というにふさわしいパフォーマンスをします。

アルバムで音に慣れ親しんでいた人も、映像で見る迫力に心を揺さぶられるはずです。

ジェイムズ・クリーヴランドとの共演、クララ・ウォードやアリサの父、C.L.フランクリンの登場など、見どころ満載の90分。コンサート2日目には観客の中にミック・ジャガーとチャーリー・ワッツの姿も。

僕は2019年に国際線の機内上映で初めて見る機会を得ました。その際、オンデマンドであることをいいことに、興奮して立て続けに繰り返し見てしまったのを覚えています。やっと、大きな画面でこの迫力を味わえるかと思うと今からワクワクします。

映画の中で、ジェイムズ・クリーヴランドは、このようなコンサートが実現したことを「夢が叶った」とコメントしています。日本の音楽ファンにとっては、大袈裟に言えば、この幻の映画が49年の歳月を経て劇場公開になることこそ、夢が叶ったといえるのではないでしょうか。

公開は、5月28日(金)から随時全国のシネマで。お見逃しなく!



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映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』
撮影:シドニー・ポラック(『愛と哀しみの果て』)
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
出演:アレサ・フランクリン
   ジェームズ・クリーブランド
   コーネル・デュプリー(ギター)
   チャック・レイニー(ベース)
   ケニー・ルーパー(オルガン)
   パンチョ・モラレス(パーカッション)
   バーナード・パーディー(ドラム)
   アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)、他
原題:Amazing Grace/2018/アメリカ/英語/カラー/90分/
字幕翻訳:風間綾平
2018©Amazing Grace Movie LLC
配給:ギャガ GAGA★ 
公式サイト:http://gaga.ne.jp/amazing-grace/
5月28日(金) Bunkamuraル・シネマ他全国公開

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映画の公開に合わせて、「Amazing Grace」のアルバムもコンプリート・エディションという形で出し直されています。大幅に収録曲が増えています。日本盤の発売は5月12日予定です。

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2021/3/11

Do You Know What It Means To Miss New Orleans  ニューオーリンズ

ニューオーリンズのことを歌った歌はたくさんありますが、僕の好きな曲の一つに”Do You Know What It Means To Miss New Orleans”があります。

元々1947年の映画「New Orleans」のために書かれたジャズの曲でルイ・アームストロングとビリー・ホリデイがやっており、映画全体でもフィーチャーされています。

これはその映画からの映像です:


ニューオーリンズに恋焦がれる強い想いを込めた楽曲で、ニューオーリンズっ子にも愛されてきました。演歌で言えば、東北への想いを歌った千昌夫の「北国の春」みたいな感じでしょうか。2005年にハリケーン・カトリーナで多くの人が避難を余儀なくされた際に、彼らの気持ちを代弁する曲として再び注目を浴びました。

今まで、あまり細かいことは気にしたことがなかったのですが、歌詞に注目してみると色々と面白いこと、不思議なことに気づきました。

この曲を書いたのはエディ・デランジ(詞)とルイス・アルター(曲)という2人です。両者とも出身は東海岸で、ニューオーリンズには縁はなさそうです。職業ソングライターとして、映画の仕事の依頼を受けてこの曲を書いたということなのでしょう。

歌詞を読み解いてみると、ニューオーリンズへの想いを歌っているにも関わらず、作詞者のデランジはあまりこの街のことを知らなかったんではないかと思えてきました。

そう考えたのは以下の3つの理由からです:

1. 曲の題名
この曲の題名”Do You Know What It Means To Miss New Orleans”は、”means(ミーンズ)”と”New Orleans”が韻を踏む形になっています。確かに英語読みで“ニューオーリーンズ”(オーとリーにアクセント)と発音すれば韻を踏むのですが、地元でそう発音されるケースは稀です。ニューオーリンズでの一般的な発音は“ヌーオウランズ”(オウにアクセント)に近いです。これだと、”means”と韻を踏みません。その発音ではメロディにも乗らないため、ニューオーリンズの人たちもこの曲を歌うときは皆“ニューオーリーンズ”と発音しています。
蛇足ですが、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドのバージョンでは、サビの後の歌詞が
“Do you know what it means to miss those red beans
に代わっています。“means”と“beans”は完全に韻を踏む言葉です。レッド・ビーンズ(&ライス)は、ニューオーリンズで代表的な料理の一つですから、これはなるほどと思いました。

2. あまり具体的なローカルな名前が出て来ない
そんなにニューオーリンズが恋しいならば通りの名前だったり、料理の名前だったり、溢れるように出てきてもいいのですが、そういう意味では淡泊な歌詞です。ミシシッピ川とマルディグラは出てきますが、マルディグラの部分は後のカバー・バージョンで歌詞が書き換えられて落ちており、そっちの歌詞の方が一般的です。

3. Sugar Pines(サトウマツ)
“miss the moss-covered vines, the tall sugar pines”(あの苔に覆われたツタ、高く伸びたサトウマツの木々が恋しい)
というくだりがありますが、ここで思ったのは「ニューオーリンズに松の木なんてあっただろうか?」ということです。あるのかも知れませんが、街を彩る象徴的な樹木ではないはずです。ニューオーリンズの街路樹で特に印象に残るのは巨大な樫の木です。
その前の部分についても「ツタに苔なんて生えるのか?」という疑問は残りますが、これは恐らくスパニッシュモスのことだろうと思います。スパニッシュモスは南部でよく見られ、普通の苔とは違い、木からもやもやっとしたものがぶら下がっている感じです。それならばツタにからまっていても自然だろうと思います。
サトウマツの部分はなぜこの木を選んだのかは謎ですが、多分単純にvinesと韻を踏ませるためだったのではという気がしています。

以上です。

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◆サビの部分の書き換え
ところで、先に触れた通り歌詞の一部(サビの部分)が後に書き換えられていて、そちらの方がよく歌われているという事実があります。2つを並べてみます:

[サビ1-オリジナル]
The Mardi Gras, the memories
Of Creole tunes that filled the air
I dream of oleanders in June
And soon I'm wishing that I was there
マルディグラの思い出
クレオールの調べが満ち溢れていた
キョウチクトウが咲き誇る6月を思い起こすと
もう、すぐにでも飛んでいきたい
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[サビ2-改訂版]
The moonlight on the bayou
Creole tunes fill the air
I dream about magnolias in June
And soon I'm wishing that I was there
バイユーの夜空を彩る月明かり
満ち溢れるクレオールの調べ
マグノリアの花が咲き誇る6月を思い起こすと
もう、すぐにでも飛んでいきたい
※拙訳は陶守

オリジナルの方の歌詞を歌う人もいるにはいますが、ざっと確認した限りでは非常に少なく、殆どが「サビ2」(改訂版)のパターンで歌っています。そこで疑問として上がってくるのが、1)誰がこの改訂版歌詞を書いたのか、2)なぜ変えたのか、そして3)改訂版が人気を得たきっかけのバージョンがあるのか?ということです。
1)誰がこの改訂版歌詞を書いたのか
これは答えはわかりませんが、デランジは映画公開の2年後1949年に他界しており、彼が存命の頃に出た改訂版バージョンは確認できません。だから恐らく彼自身が書き換えた可能性は低いと思います。
一番早い時期の改訂版バージョンは1953年のフランキー・レーンのバージョンがありました。これは、当時ジョ・スタッフォードとのカップリングの10インチ・レコード「A Musical Portrait of New Orleans」(全8曲入り)の中に収録されたものですが、ニューオーリンズがテーマとなった曲が並ぶこのリリースのために書かれた歌詞なのかも知れません。

2)なぜ変えたのか
変更されたところは2つです。マルディグラの部分とキョウチクトウの部分です。
想像するしかありませんが、マルディグラはニューオーリンズ的なものではあるものの、パレードでバカ騒ぎするイメージと哀愁漂うこの曲のイメージが合わないとの判断だったのではという気がします。「バイユーと月の明かり」の方がムードがありますし、ルイジアナっぽさも感じますから。
キョウチクトウの部分は、きっとマグノリアの方が南部の景色を彩る花として知られているから変更したのではないでしょうか。どちらの花もニューオーリンズで見られる種ですが、花開く最盛期は6月よりは早いようです。
3)改訂版が人気を得たきっかけのバージョンがあるのか?
上記のフランキー・レーンは、歌手だけでなく俳優でも活躍した大物なので、彼のバージョンで定着した可能性もあるとは思いますが、あくまでもそうかも?というレベルです。曲自体はシングルにはなっていないですし、アルバムもチャート入りしていません。

ジャズの曲ですが、ジャズの世界から出て、有名どころではファッツ・ドミノ、リッキー・ネルソンもやっています。

しかし、どちらもチャート入りはしていないです。彼らがやっていることも特によく知られているとは言えないと思います。





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まあ、謎なところはあれど、やはりいい曲ですよね。
ニューオーリンズの人たちにも愛されているのもうなずけます。
ニューオーリンズっ子でもないのに、帰りたくなっちゃうもんな。(笑)

◆歌詞と和訳
Do You Know What It Means To Miss New Orleans

Do you know what it means to miss New Orleans
And to miss it each night and day
I know I’m not wrong, the feeling’s getting stronger
The longer I stay away

Miss the moss-covered vines, the tall sugar pines
Where mockingbird used to sing
And I’d like to see the lazy Mississippi
A hurrying into spring

[Bridge A]
The Mardi Gras, the memories
Of Creole tunes that filled the air
I dream of oleanders in June
And soon I’m wishing that I was there

[Bridge B]
The moonlight on the bayou
Creole tunes fill the air
I dream of magnolias in June
And soon I’m wishing that I was there

Do you know what it means to miss New Orleans
When that’s where you left your heart
And there’s something more, I miss the one I care for
More than I miss New Orleans

“Do You Know What It Means To Miss New Orleans”
Written by Eddie De Lange and Louis Alter
/ 1946 (Renewed 1974, 2002) DE LANGE MUSIC CO. (ASCAP) Administered by BUG MUSIC and LOUIS ALTER MUSIC PUBLICATIONS, New York. All rights outside the United States controlled by EDWIN H. MORRIS & COMPANY, a division of MPL MUSIC PUBLISHING, INC.

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ニューオーリンズが恋しい気持ちがわかる?
毎日毎晩、恋焦がれている
この気持ちに迷いはない、想いは強くなるばかり
離れていればいるほどに

苔に覆われたツタ、高く伸びたサトウマツの木々
そこにモッキンバードがさえずっていたっけ
ミシシッピ川のゆったりとした流れが
春を呼び込んでくれる

[サビA]
マルディグラの思い出
クレオールの調べが満ち溢れていた
キョウチクトウが咲き誇る6月を夢に見る
もう、すぐにでも飛んでいきたい

[サビB]
バイユーの夜空を彩る月明かり
満ち溢れるクレオールの調べ
マグノリアの花が咲き誇る6月を夢に見る
もう、すぐにでも飛んでいきたい

ニューオーリンズが恋しい気持ちがわかる?
私は心をそこに置いてきてしまった
もう一つ忘れてられないのは、愛する人のこと
ニューオーリンズよりも恋しい、その人

日本語訳:陶守正寛

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◆レコーディングの一覧
https://secondhandsongs.com/performance/11648/versions
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2021/2/28

今年の音楽フェスの行方  音楽全般

世間では緊急事態宣言を解除するかどうかが話題になっていますが、今後ライヴ・イヴェントがどうなるかも非常に気になるところです。

国内外の音楽フェスティヴァルの対応について調べてみました。当然のことながら、それぞれ対応はフェスティヴァル毎にまちまちなようです。

新型コロナでコンサート・イヴェントがキャンセルになり始めたのは2020年の2月末から3月くらいだったかと思います。

コロナ騒動が始まってから丸1年が経ち、2年連続でキャンセルを決めたフェスティヴァルも出始めています。その一方で、対策をしながら、今年はやるというフェスティヴァルもあります。日程を延期して対応しているものがありますが、今後状況はどれだけよくなっていくのでしょうか。昨年は延期した挙句に結局は殆どのフェスがキャンセルに追い込まれました。

今年は、ひとつでも多くのフェスティヴァルが無事開催に漕ぎ着けますように。

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【海外】
South by Southwest(3月)
テキサス州オースティン
〇オンライン開催
2021年3月16日(火)〜20日(土)
https://www.sxsw.com/

Coachella Valley Music and Arts Festival(3月)
カリフォルニア州インディオ
×開催中止
https://www.coachella.com/

New Orleans Jazz & Heritage Festival(4月〜5月)
ニューオーリンズ
〇延期開催
2021年10月8日(金)〜17日(日)
https://www.nojazzfest.com/

Chicago Blues Festival(6月)
シカゴ
●開催するかについてまだ発表はなし
http://www.chicagobluesfestival.us/

Glastonbury Festival(6月)
英国・ピルトン
×開催中止
https://www.glastonburyfestivals.co.uk/

Waterfront Blues Festival(7月)
オレゴン州ポートランド
●開催するかについてまだ発表はなし
http://www.waterfrontbluesfest.com/

Essence Music Festival(7月)
ニューオーリンズ
2021年7月1日(木)〜4日(日)
◎開催予定
https://www.essence.com/festival2021/

Bonnaroo Music & Arts Festival(6月)
テネシー州マンチェスター
〇延期開催
2021年9月2日(木)〜5日(日)
https://www.bonnaroo.com/

King Biscuit Blues Festival(10月)
アーカンソー州ヘレナ
◎開催予定
2021年10月6日(水)〜9日(土)
https://kingbiscuitfestival.com/

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【日本国内】
YOKOHAMA JUG BAND FESTIVAL VOL. 20
横浜・Thumbs Up他
◎開催予定
2021年4月10日(土)
https://www.facebook.com/746373948785880/photos/a.855641097859164/3707471652676080/

博多ブルースフェスティバル VOL 5(2月)
福岡・Gate’s 7
〇延期開催(2月28日から延期)
2021年4月25日(日)
https://cusite.wixsite.com/hakatabluesfes

堺ブルースフェスティバル
大阪府堺市・Mina堺
◎開催予定
2021年5月2日(日)〜3日(月・祝)
http://www.sakai-bluesfestival.com/

Green Room Festival ‘21
横浜赤レンガ地区野外特設会場
◎開催予定
2021年5月22日(土)、23日(日)
https://greenroom.jp/

Japan Blues Festival(7月)
青森市青い海公園特設会場
●開催するかについてまだ発表はなし
http://aomori-jbf.com/

Fuji Rock Festival ‘21
新潟県苗場スキー場
◎開催予定
2021年8月20日(金)〜22日(日)
https://www.fujirockfestival.com/

Summersonic(8月)
千葉県幕張
〇Supersonicと名称変更の上9月に延期開催
日程はまだ発表されていません
https://supersonic2020.com/
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2021/2/24

BLUES & SOUL RECORDS 158号発売  ブルース

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2月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ誌の巻頭特集は、戦前のブルース・シンガー、マ・レイニーです。「ブルースの母 マ・レイニー」という見出しを見ると、何となく占い師の新宿の母を思い出してしまうのは僕だけでしょうか?(笑)

それはさておき...

この特集はネットフリックスのオリジナル映画「マ・レイニーのブラックボトム」が年末に公開されたことに合わせた企画です。これは結構僕の周辺でも話題になっていて、僕もこれを見たさにネットフリックスに申し込みをしてしまいました。

内容としては、マ・レイニーの伝記っぽいものかと思いきやそうではなく、彼女の楽曲“Ma Rainey’s Black Bottom”のレコーディング現場を舞台としたドラマで、音楽映画ともちょっと違う感じです。このセッションのトランペット・プレイヤー、レヴィ・グリーンの歩んできた人生の苦悩を通じて、アメリカの黒人社会の抱えてきた人種差別などの問題を描き出しています。レヴィを演じるのは昨年他界したチャドウィック・ボーズマン。彼の熱演がこの映画の最大の魅力だと思います。

ちなみに、原作は黒人劇作家オーガスト・ウィルスンの舞台劇であり、実話ではありません。レヴィというプレイヤーは架空の人物です。

本誌の特集は、映画の話からマ・レイニーが活躍した当時のブルースへと話を広げた内容となっています。マを始め、当時の女性シンガーたちを収録したCD付きです。

この映画を機会に戦前のシティ・ブルースの世界を堪能するのもいいのではないでしょうか。あるいは僕のようにこれを機会にネットフリックスに加入してみてはどうでしょうか?

僕は、本号ではCD化されたケヴィン・ムーア(ケブ・モ)のデビュー作をリヴューコーナーで紹介しています。またニュース欄もいつもの通り担当しています。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 158
2021年2月25日発売
定価: 1,800円+税(税込1,980円)
https://bsrmag.com/magazine/bsr158/

表紙 マ・レイニー
昨年12月にNetflixで公開された『マ・レイニーのブラックボトム』が、海外の各映画賞で高く評価されている。昨年逝去した俳優チャドウィック・ボーズマンの遺作ともなる本作は、黒人劇作家オーガスト・ウィルスンが実在の人物マ・レイニーを題材に書いた舞台劇が原作となる。“ブルースの母”と呼ばれたマ・レイニーとミュージシャンたちのレコーディング・スタジオでの言動を通して、人種問題や社会構造を描き、ブルースという音楽を深く考えることを促してくれる。
★ Netflix『マ・レイニーのブラックボトム』を観る[妹尾みえ]
★ 『マ・レイニーのブラックボトム』が生んだふたつのアルバム[原田和典]
★ 「母」と「女帝」 女性ブルース・シンガーのツートップ〜マ・レイニーとベッシー・スミス[小出 斉]
★ “マ”から始まるブルース考〜わたしのための、わたしたちのための闘いのうた[濱田廣也]
★ “マ”とクールなジャズマンたち〜マ・レイニーのセッション参加ミュージシャン[原田和典]
【付録CD】MA RAINEY’S DEEP MOAN
『マ・レイニーのブラックボトム』で使用された曲のオリジナル録音など、マ・レイニーの代表作に、ベッシー・スミス、メンフィス・ミニー、ジョージア・ホワイトの関連曲を加えた、女性ブルース・シンガー集。 ※音源が古いためノイズがあります。ご了承ください。
1. MEMPHIS MINNIE: Ma Rainey
2. MA RAINEY: Ma Rainey’s Black Bottom
3. MA RAINEY: Deep Moaning Blues
4. MA RAINEY: Hear Me Talking To You
5. MA RAINEY: Those Dogs Of Mine (Famous Cornfield Blues)
6. MA RAINEY: Down In The Basement
7. MA RAINEY: Moonshine Blues
8. BESSIE SMITH: Moonshine Blues
9. GEORGIA WHITE: Moonshien Blues
10. BESSIE SMITH: Nobody In Town Can Bake A Sweet Jelly Roll Like Mine
11. MA RAINEY: Yonder Come The Blues
12. MA RAINEY: Prove It On Me Blues
13. MA RAINEY: See See Rider Blues
14. MA RAINEY: (Ma Rainey's) Dream Blues

【その他の主な記事】
● トゥルー・ブルース・マスターズ〜ブラック・アンド・ブルー/レフティ・ディズなど、国内初CD化含む7タイトル登場[今澤俊夫]
● カーラ・トーマスCD4枚組セット/ソウル発展の静かな功労者のスタックス音源集[新井崇嗣]
● 立て続けに現れた必聴ゴスペル・コンピレーション
*現代的リスニング・センスが光るサヴォイ・ゴスペル選[柴崎祐二]
*ザ・ゴスペル・トゥルース完全シングル集[高地 明]
*ヴィンテージ・アカペラ・ゴスペル究極の編集盤?![佐々木秀俊]
● 注目作をじっくり鑑賞する─「語りたい逸品」コーナー
*CD『The Right To Rock 1』米大衆音楽史を見つめ直すチカーノ・ロックンロール集[日向一輝]
● CD『Down Home Blues - Miami』好評ダウンホーム・ブルース集の南東部編[秋元伸哉]
●[新作アルバム・リヴュー]ハーモニカ・シャー/セルウィン・バーチウッド/ゲイリー・デイヴィス師 他
【連載】
☆ [新連載]KEEP ON KEEPIN’ ON ソウル/ファンク名盤のメッセージを読む 第1回 マーヴィン・ゲイ 『ホワッツ・ゴーイング・オン』/中田 亮 ☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第6回
☆ SONS OF SOUL/林 剛
☆ ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ〜西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦 ☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出斉の勝手にライナーノーツ「B.B. KING / Live In London」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文 ☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.87 「Chelsea」
☆ ゴスペル・トレイン「F.C.バーンズ師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.234/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
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