「ヒプノスの回廊」グイン・サーガ外伝〈22〉
栗本薫
グイン・サーガの最後の外伝です。
■前夜
TVアニメ「グイン・サーガ」のDVD限定版のために書き起こされた作品です。モンゴール侵攻前夜のパロ宮廷の模様を描いた作品で、セリフが長いと不満たらたらだった文章も今となっては懐かしく。
■悪魔大祭
「JUNE」に1982年に発表された作品です。遥かな未来か忘れられた太古か分かりませんが、パロが闇王国と呼ばれていた時代の暗く妖しい物語で、流石に初期の作品は重厚で面白いな(´∀`)
■クリスタル・パレス殺人事件―ナリスの事件簿
のちに微妙にシリーズ化されてしまったミステリー仕立ての短編です。「グイン・サーガ・ハンドブック 2」収録。
■アレナ通り十番地の精霊
トーラスのゴダロ一家を描いた短編。「グイン・サーガ・ハンドブック 3」収録。3は買わなかった気がするので,、'` ( ´∀`) ,、'`読めてよかったぜ!グイン・サーガのもう一つの主題である英雄と対比される市井の人々の心情を描いたものですが、この一家はやっぱり特殊なんじゃないのか。
■ヒプノスの回廊
ネタバレ満載のグインの過去の真相に迫る一作。グイン・サーガ限定BOX「PANDORA」って買ってないな、間違いなく。それにしてもグイン=安西雄介説っていったい何だったんだ…。
■氷惑星の戦士
グイン・サーガを書く契機となった初ファンタジー作品。
というわけで、これで栗本薫が手がけるところのグイン・サーガは本当に終了です。あとは未完原稿だけか…(´・ω・`)
ところで、「グイン・サーガ・ワールド Vol.1」の収録作品のタイトルを見ただけで物凄いガッカリ感がこみ上げてきたんですけど、どうすればいいんだ(´Д`;)

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