「クトゥルー神話全書」
リン・カーター:著 朝松健:監訳 竹岡啓:訳
クトゥルー神話作家でもあるリン・カーターがクトゥルー神話がいかにして成立していったかをラヴクラフトの生涯を追いつつ解説した一冊です。
ラヴクラフト全集の後書きとか断片的には語られてきたH・P・ラヴクラフトの人柄や行動などが時系列で記されていきますが、全集が揃ってれば特に必要ないかもね!,、'` ( ´∀`) ,、'`みたいな内容が前半。そしてラヴクラフト没後のオーガスト・ダーレスの苦難とラヴクラフトを生かし続けようとする執念が描き出されます、ノンフィクションなのに演出過多で!ウィアード・テイルズの歴史とかその当時の怪奇小説周辺の状況とか様々な要素がこれでもかと書かれていますが、クトゥルー神話未体験の人が読む本じゃない(´・ω・`)腰まではまった人が更なる意識を求めて読む本なので注意。
しかし、あれは神話作品だとかそうじゃないとか、マニアはうるさいな…(;´Д`)

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