「D-呪羅鬼飛行(吸血鬼ハンター33)」
菊地秀行
さまざまな思惑を抱く客を乗せて、旅客機が“北部辺境区”へ向けて離陸した。大殺戮を行い罪人として護送中のハイランド公爵の眠る棺を乗せて。公爵をめぐる貴族たちの毒牙がさらには残虐無比の空賊が、飛行体に乗り合わせたDと乗客に襲いかかる!
なんか、変なテンションでひどゆきセンセーが一気に書き上げてしまった人気SFシリーズの最新刊です。勢いで突っ走っただけに、行き当たりばったりであまり脈絡の無い群像劇が描かれていきますが、まあいつも通りだ'`,、(´∀`) '`,、昔の西部劇を飛行船でやってみただけ、って言ってしまえば身も蓋も無いですが、菊地節は充分に発揮されているので、グダグダ展開よりは大分マシだった。
しかし、最近左手が普通の人とコミュニケーションを取り過ぎるので、Dの評判ってどうなってるんだろうと心配になる今日この頃です。

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