「ユゴスの囁き」 (The Cthulhu Mythos Files)
えーっと、第…まあいいか,、'` ( ´∀`) ,、'`そんなクトゥルー神話アンソロジーです。読者にはお馴染み、脳缶メインのストーリーが展開されていきます。
■メリーアンはどこへ行った/松村進吉
この作者のクトゥルー物は二編とも読んでるんですけど、全然覚えていない(;^ω^)そんな調子ですが、この作品は児童虐待などをめぐるハードボイルドミステリー。ハードボイルド色が恐ろしく強いですが、時折挿入される謎の会話が只事じゃないムードを演出していきます。結末は何だか凄いぞ、色々と。
■羊歯の蟻/間瀬順子
この作者は読んだ事が無い気がする、多分。昭和44年の信州を舞台に土着的な村での恐怖の出来事が語られていきます。淡々とした序盤から、コズミックホラーな結末に至る壮絶な展開が印象的。テレビで脳缶がちょっと新しい。
■蓮多村なずき鬼異聞/山田剛毅
クトゥルー系の同人サークルをやったりしているDTPでデザイナーによる、クトゥルー浮世草子と言う、なんだこのジャンルみたいな超異色作。異色過ぎて感想も難しい。
ということで、異色作からハードボイルドとか色々バラエティに富んだ一冊になってましたが、知名度の高くない人ばかりの方が意欲的な本になるのかなあ、って思われ。

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