国外逃亡…、もとい
海外遠征の可能性があって
15年ぶりくらいにパスポートの申請をした
これから先、10年間も使えるものなので
写真には絶対赤いTシャツで写ろうと
前々から心に決めていた
本来なら頭上の物もはずしたくはなかったが
「帽子はダメですよ!」
「いや、これは頭の一部で…」
などと、窓口でもめるのもイヤなので
ここはひとつ、大人になっておくことにした
写真は、向こうで撮ってもらえる所があるよと母がアドバイスしてくれたので
僕は安心して、パスポートの申請窓口に足を運んだ
確かに、写真を撮ってくれる所はあった
しかし料金が、1500円とのこと
高くね?
これならスピード写真の方がはるかに安上がりだろ!?
そう思った僕は
わざわざ、建物の外に出てうろうろ探しまわり
見事スピード写真撮影機を見つけた
料金は500円
ラッキー!
やっぱり探してみるもんだ♪
無事撮影を終え、再び窓口へ
フフ、完璧だぜ
…と思っていたら
「ああ、これ、写真に余白が足りませんねぇ」
ナニーーーッ!?
余白が足りねえだとぉ!?
目一杯顔が写ってて何が悪いんだよ!
より顔がハッキリわかる方が
出入国の時、係員が本人とパスポートを何度も見比べずに済むだろーがッ!
…と、いい声で反論したかったが
ここもやはり、大人になっておいた
「もう(窓口の終了)時間ギリギリだから
そこ(1500円のところ)で撮ってもらった方がいいですよ」
「はい…m(_ _)m」
くそーッ!
一ミリや二ミリの差じゃねえか!
これだから、お上ってやつは…
泣く泣く1500円を払って
写真を撮ってもらい、再提出
「ああ、今度は大丈夫ですね
赤い服というのは…、なんだかハッキリしてていいですね」
「あっ、そうですかぁ
どうもありがとうございますぅm(_ _)m」
仕方ねえなあ
今日のところは勘弁しといたる♪

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