『恋するベーカリー』を観ました
主人公・ジェーンは、弁護士の夫ジェイクと別れて10年
3人の子供を立派に育てあげながら
経営するベーカリーも人気店へと成長させていた
そんな中、建築家のアダムと知り合い
新しい恋の予感を感じつつも
一方では、元夫ジェイクの存在を忘れられないでいた…
というストーリー

この作品、年齢によって評価が変わる気がします
若い方にはあまりピンとこないんじゃないかなあ
逆に、「ああ、なるほどねぇ」と妙に納得しながら観てしまった僕は
もうあまり若くないってことですかね…
ジェイク役はアレック・ボールドウィン
彼が、こんなに面白くてチャーミングな役者さんだとは
夢にも思いませんでした
だって、アレック・ボールドウィンといえば
初代ジャック・ライアンですよぉ
その後でっぷり太っちゃって
渡○徹さんのような外見になってしまっても
往年の二枚目演技から全く脱却できていなかった方ですよぉ
(言いたい放題!)
それが今作のハジケっぷり!
いやぁ、見直しちゃいました

でも、これはかなり
監督のナンシー・マイヤーズの功績のような気がします
彼女は、役者の使い方…
特に、男優の使い方がとても巧いです
前作の『ホリデイ』でも、それはいかんなく発揮されていて
ジャック・ブラックを殺すことなく
むしろ、彼の新しい魅力を観客に提示してくれました
今回のコメディ役者枠(?)は、スティーブ・マーティン
彼がきちんとシリアスな演技もできることは承知しております
ただ、いくら少々お堅いアダム役とはいえ
映画が始まってからしばらくたっても全然ボケないので
なんだかドキドキしちゃいました
そんなわけで、アダムがハッパを吸ってハイになるシーンでは
すごくホッとしましたよ

わりとベタなストーリーですが
役者陣の上手さと、演出の巧さで最後まできっちり見せてくれる
上質なオトナのコメディだと思います
これ、間違いなく数年後には
似たような設定で
日本で連続ドラマ化されるだろうな
http://koibake.com
【評価】☆☆☆☆(5つが最高)

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