“金”以外は
“赤”で舞台をつとめたと言いましたが…
一回塗っただけでは、ただの赤ら顔なので
やはり赤い人に見えるためには
何度も何度も重ね塗りをするわけです
僕は舞台に立つ時はほとんどスッピンで
メイクのことはさっぱりわからないけど
あれは赤のファンデーションだったのかな?
芝居をする上では良かったんですが
これを落とすのがものすごく大変でした
数回洗顔したくらいではダメで
メイクさんおすすめの“赤ちゃんのお尻ふき”
(普通のメイク落としよりも様々な面でいいそうです)
を1パック使い切っても完全には落ちません
どう頑張っても出来上がりは
バラエティ番組のヨッパライです
実際そんなヤツいねえよ!ってくらいかなり赤い…
まあ
その後、家に帰るだけなら
ちょっと恥ずかしいのをガマンすればいいのですが
当時の僕は、コンビニの夜勤をしていて
公演終了後にも仕事をしに行かなければなりませんでした
店長も仲間もビックリしてましたねぇ
そんな赤い顔のヤツをレジに立たせるわけにはいかない!
…なんて感じで合法的(?)に休めるかなと甘いことを考えましたが
店長はひとしきり笑った後
いいよ、働いてって♪とあたたか〜いお言葉(;_;)
かくして2日ほど都内某所のコンビニに
赤〜い顔した店員が深夜働いているという
ちょっと異様な光景が展開されたのであります
常連さんは
呑んできたの?と笑ってツッコんでくれるんですが
一見のお客さん達の
見て見ないフリというのがちょっとツライ、というかイタイ…
もっとも、僕も深夜のコンビニでそんな店員に出会ったら
同じようにするでしょうね
つとめて冷静にしつつ
こっそりどこかに隠しカメラが無いか探したりなんかして
金粉はダメだけど
赤だったら、別にまたやってもいいかな♪
なんて思います(笑)
でも、女優のヌードじゃないですけど
必然性が無かったらやりませんから!

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