今度、日本サッカー協会の会長になった犬飼氏は、どうしてもJリーグを秋〜春制にしたいそうです。
前にも書いたけどさ、降雪地帯のチームはどーすんの?!
日本の冬を舐めたらあかんよ、ほんとに。
例えば、地方競馬。
北海道は、もうすぐクローズします(ここの場合、経費節減のためという理由もありますが)。
岩手(盛岡&水沢)、金沢は、年末年始まで頑張ってますけど、12月も下旬になると雪の戦いに突入。ちょっと大雪が降ろうものなら、日程をこなすにも綱渡りの状態。近年は、3月末にも開催することもありますけど、なんとか雪かきして、凍結防止剤をコースに撒いてなんてことをしてます(あ、これはどこのダートも一緒か)。
今は廃止になった宇都宮競馬なんて、年末年始から3月半ばまで、霜が降りるので、凍結防止剤をいていたもんだから、常に馬場状態「不良」でしたしね(苦笑)。高崎は高崎でからっ風のおかげで、しかも砂の粒子が粗いもんだから、当たると痛いんだこれが!
そういえば、みちのくプロレスもスタート当初は、「東北の農閑期(=冬)に娯楽を提供する」というコンセプトで始めたのですが、山の中の体育館でやったって、寒くて誰も家から出てこないわ、仮に出る元気があったとしても交通の便が無いわ!ということであえなく頓挫。結局、農家と同じように、冬は都会に出稼ぎに出ることに。
アウェーでやりゃいいっていうけど、少なくとも12月の下旬〜3月の中旬までを積雪期間(ホーム開催不能)として考えると、リーグ戦10試合連続アウェーとかになるんですか?移動手段のことを考える(なにせ相手は雪だから、飛行機が何日も飛べないってこともあるわけで)と、どっか別の場所に拠点を作らなきゃならないし、その費用どっから出すんですか?
それとも、その金が出せないなら、雪国のチームはJリーグには入れないとか云うんですかね?
思い切って、大都市セントラル開催というテもありますけど。
どっちにしたって、秋開催になると、とんでもないハンデを背負わされることになりますな、新潟、山形、札幌(ドームはあるけど)あたりは。
仙台だって、辛いだろ?雪は少ないけど、3月でも寒くてナイターは出来ないでしょ。
出来るか出来ないかだけを考えれば、仙台だけじゃなく、上記三都市だって出来るでしょうよ、だけど客を集める商売としての面を考えたら、そうそう興行は打てまいて。
実は岐阜の降雪量も結構バカにはならないんですよね……。
さらに恐らく来年、富山が入ってきますから……。
あ、宇都宮も、雪は降らなくても冬場はシンドイぞ(前述の通り、霜が降りるからね)。
群馬?群馬は、南部の方は雪は降らないけど、とにかく寒くて地獄。東京の冬(『東京砂漠』が満更ウソではないと思えます)をさらにイヤな方向にグレードアップさせた感じです。
雪国育ちの人が、「東京の冬はシンドい」とこぼすくらいですから、群馬県南部〜足利、佐野あたりの地獄ぶりときたら……。とてもじっと屋外スポーツを観ていられる環境じゃないって!
それはともかくとして結論、
はよ目ェ覚ませ、犬飼!

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