<例によって赤い字は関連記事にリンクしています>
いやはや、ここ20日ばかりドタバタで、ブログの方はすっかりお留守んなっちゃって申し訳ございません。つーたって、せっかく誉めてやった伊藤の隼ちゃんが
怠惰な野良妊婦(未診療妊婦のこと)が死産した尻馬に乗って医師批判をぶり返したりとか、まーたマスゾエが
スタンドプレーやってますぞえとかでムカついていたからってワケじゃなくて、掲示板の方でお葬式があったもんで。ガン患者サイトの宿命とは言え、管理人としては常連さんが亡くなった時のことは考えとかないとねー。ところで足の方はなんとかくっついたものの、ここ一ヶ月半はほとんど運動していないのでメタボ気味ですぅ。HPの写真とった時とは別人28号。そーいやまるい腹と細い手足が似てきたよーでまずい。がおー。
で、Sickoについてははるか忘却の彼方に去ってしまいましたが、大勢の皆さんにコメントいただきありがた山のからすとんび。最凶的にはあの映画は、
世間知らずのアメリカ人にとっちゃー別の世界があるということを知らせる意味があったと思うけど、日本人が自分の国の制度を考えるには問題を単純化しすぎてかえって分かりにくくなってたかもね。お気楽に
「フランスに移住したーい」とかあこがれたり、高いとこからモノ言ってるつもりで
「アメリカもヒドいが日本もヒドい」程度の問題のソータイ化しかできないヤツも多いみたいだし。そんななかで最近、社会保障についてマットーな発言をしてるKOの
権丈善一センセのサイトにあったSicko評は一読をオススメ。
んなワケで、日本の医療制度をテーマにした「
Sicko JAPAN」つーか「すぐそこにあるSicko」なんか、日本のメディアに期待するのはムリムリと思っていたら、なーんとなんとNHK教育TVがやってくれたじゃあーりませんか。えるふさんからも紹介いただいたけど
9月10日pm8:00から4夜連続で「福祉ネットワーク」でやってた「緊急点検 日本のセーフティーネット」つーのがそれ。NHK総合の
「生活ほっとモーニング」でやってた医療特集のなかで、唯一マトモなことを言ってた経済学者の金子勝センセが、日本の医療崩壊について検証するという、まさに「すぐそこにあるSicko」ってな内容でした。たーだーし、トツゲキ取材とかはありません。
内容としては
第1夜
「病院にいられない〜増える医療難民〜」
第2夜
「病院がつぶれる〜地域医療は守れるか〜」
第3夜
「病院にかかれない 〜危機に立つ国民皆保険〜」
第4夜
「医療制度・崩壊は防げるか」
とくに第3夜の内容はほとんどSicko JAPANで、
生活苦から保険料が払えなくなって保険証をとりあげられちゃった乳ガン患者が、放置しておいたために皮膚の表面にまで出てきちゃって、ロクに治療を受けられないうちに死んじゃったなんてのは、ある意味
Sickoよりコワい話だぜい。もっちろんこのあたりへのツッコミは金子センセの面目躍如で、本来企業が負担すべきパートやバイトの保険料を国保に押し付けているシステムは、ある意味アメリカよりヒドいかも。
それにしても医療カイカクに真っ向から意義アリ!しちゃう番組なんて、
NHK総合御用放送や腐れ民放じゃゼッタイできないだろーね。さっすが先代天皇のソーシキの時にただ一局だけ中継をしないで
「やーったやったやったでっきったー」とオネーサンが踊り狂っていたアナーキーな局だけのことはあるぜ。
だけどゴールデンタイムのETVなんて「見ないで下さい」って言ってるよーなもんだから、このへんがNHKの限界か。うぷぷぷぷぷぷ。
しっかーし、せっかく誉めてやったのに、それをヘーキでぶち壊してるって―話はまた次回のココロだー。
10月は乳ガン月間でイベント報告が目白押しなんで頑張りまっせー。
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