2016/10/30
Cook County / Released (Greedy/78/US) FUNK/SOUL


ジャケからおわかりの通りの囚人モノ。メンバーは7人で氏名は明かされていません。見た目はロック?プログレ?って雰囲気ですが針を落とすと豪快なファンク・サウンドがとめどなく溢れ出します。ハイライトはB-1「Lady Fair」。グルーヴィーなイントロで一気に持っていかれる極上のクロスオーヴァー・ソウル。続く「I Really Dig You」もメロウ&ドリーミーな一級品です。
https://www.youtube.com/watch?v=P8dN6FrP1vw
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2016/10/28
The Violinaires / Please Answer This Prayer (Checker/-/US) FUNK/SOUL

デトロイトのヴェテラン・ゴスペル・グループの2枚組アルバム。「The Whole World Is Watching」はドラム・ブレイク入りのファンク・トラックで迫力満点のヴォーカルが素晴らしい。とはいえレコメンドできるのはこれ一曲だけなんですが......
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2016/10/23
Mal Waldron / Candy Girl (Calumet/-/FRA) JAZZ


マル・ウォルドロンがラファイエット・アフロ・ロック・バンドをバックにフランスで録音したと思われるアルバム。ジャケットはありません。50枚プレスという噂もあるようですが本当なのでしょうか?中身のほうはハイ・レヴェルなジャズ・ファンクのオン・パレード。最高です。オークション等にオリジナルと称して怪しいシロモノが出ることもあるようですので要注意です。そう言う自分のがホンモノかどうかわかりませんが(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=Qt8yKwGricE
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2016/10/20
Black Merda / S.T. (Chess/70/US) FUNK/SOUL

ブラック・ロックの範疇で語られることの多いグループ。歌い方も含めてジミヘンを意識しているのは間違いないでしょう。ロック的なアプローチではあるのですがどこか陰のあるファンクやアコースティック・ナンバーが多く、そんな中に滲み出る“黒さ”を感じます。
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2016/10/8
Kamari Washington / The Epic (brainfeeder/15/US) JAZZ

去年話題になったアルバム。今をときめくケンドリック・ラマーやフライロング・ロータスとの客演で注目されたテナー奏者が、3枚組というすんごいヴォリュームで本気スピリチュアル・ジャズを構築、広いメディアで高い評価を得ました。
ただ、一部では若干物足りないって声もあったりします。その指摘が量ではなくて質感だとしたら自分もわかる気がします。かなりファラオやコルトレーン寄りのサウンドであるがゆえに、現代的な洗練や器用さがちょっと気になるというか。
まあ、その辺はクラブ・ジャズ系界隈の人みんなにいえることだし、それが現代のジャズの(末裔があるべき)姿だとは思います。ただ、ロバート•グラスパーの作品などはクロスオーヴァーの延長にあるものとしてスンナリ入るのに比べると、本作は本気度が高いだけにもっと無茶してもえーよ(1枚くらい1曲通しでやっちゃうとか)と感じるのかもしれません。そのせいか個人的には、ウェブスター・ルイスとかミューズ系を思わせるような小品ジャズファンクやヴォーカル曲が気に入ってます。(橋本)
2016/9/6
Caunedo (Jesus Caunedo) / Fire & Sugar (Montilla/-/US) LATIN/WORLD

キューバ出身のサックス&フルート・プレイヤー。クレジットはありませんが録音は70年代前半から中頃でしょうか。同時期のティト・プエンテのようにソウルやロックからの影響を強く受けたラテン・サウンドが聴けます。中でも「Bokolo」や「Fire & Sugar」などはレア・グルーヴとしてもグッド・クオリティ。
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2016/9/3
Third Rail / Reachin' For It (Two Twenty Two/82/US) FUNK/SOUL

黒人5人+白人1人のソウル・バンド。82年なのでシンセ多用のエレクトリックな音ですが打ち込みじゃないので、どこかスティーヴィー・ワンダーっぽい「Just Had To Tell You」とかそれなりに聴ける感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=9i7lc_StPig
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2016/8/28
Inez Andrews / This Is Not The First Time I've Been Last (ABC Songbird/75/US) FUNK/SOUL

ゴスペル・ソウルで好みのものは非常に少ないんですがここに収録されている「This Is Not The First Time I've Been Last」はアコギのカッティングとブルージーなヴォーカルが最高のロウ・ファンクでオススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=nZzmxs2pF-c
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2016/8/26
Sweet Taste Of Sin / Presents Sounds Of Success In '76 (Eva-tone/76/US) *Flexi Disc FUNK/SOUL

ついにソノシートにまで手を出してしまいました(笑)。A・B面あわせて計5曲収録。意外にまともな、いや、かなりいい線いってるファンク/ソウルが聴けます。スローもなかなか。
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2016/8/15
Righteous Rhythems / S.T. (United Recording/69/US) *Acetate FUNK/SOUL

片面のみ4曲収録されたアセテート盤。音を聴く限り黒人グループだと思われます。リー・ドーシーがヒットさせたアラン・トゥーサン作「Get Out Of My Life Woman」は荒々しいヘヴィー・ファンクに仕立て上げられていてヒート・アップすること間違いなし。
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