いよいよ4回戦勝てば優勝である。(手順は途中多少間違っているかもです。)
先手:利波偉
後手:瀬戸隆
5六歩3四歩5八飛3二飛7六歩4二銀5五歩3五歩4八銀5二金左5七銀3六歩同 歩同飛5六銀3三桂6八玉3四飛3七歩6二玉7八玉7二玉7七角8二玉8八玉9四歩9六歩7二銀9八香1四歩9九玉1三角8八銀6四歩6六歩7四歩1六歩6三金6五歩同歩同銀6四歩5六銀7三桂6八角3五歩7九金4四歩5九金4三銀6九金右8四7八金右4五歩6七銀5二銀5六飛6五歩2六歩6四金1七桂6三銀左1五歩同歩2五桂△同桂同歩2二角2六飛5五角4六歩9五歩5六歩2二角5五桂9六歩2四歩5五金2三歩成4四角3三と同飛6二歩7一金2二飛成5四金1一龍8五桂5五香同金同歩同角5六金9七香8六歩9八香成同玉9七歩成同桂同桂成同銀同香成同玉9一香9六歩9九角成8八金寄9五歩8七玉9六歩9五香同香9四桂7三玉7一龍9七歩成A7七玉8八と同金8一金5一龍9七香成7九角8八成香同角同馬同玉9六桂7八玉2三飛

この局面にいたるまででは、117手目Aでは78玉とすべきであった。実は後手玉が82龍で詰みだと錯覚して、(実際は62玉があるので全然詰まない)88と同金81金がいやで止めたのだが、玉が77の形で88とを取ったため、受けがきかなくなってしまった。
そして130手目23飛とされた局面。敗勢ですが逆転を狙うとしたらどう指すかという問題。
▲6五金 △2八飛成 ▲5八香 △9九角
65金は28飛成を誘って58香で後手玉に詰めろを掛ける狙いである。
実際には58香の局面で77香で詰んでいたのであるが、後手は30秒で読みきれなかったらしく、99角と攻防の一手を放った。
もう詰ますしかない。残り持ち時間5分で詰ましてください。

▲7四金 △同 銀 ▲6四金 △8三玉
▲8一龍 △同 銀 ▲7四金 △同 玉 ▲6五角 △6三玉
▲6四銀 △7二玉 ▲7三金 △7一玉 ▲7二香 △同 銀
▲8二桂成
まで151手で先手の勝ち
74金以下ピッタリ詰み。前日の37手は30秒でノータイムでしたが、この17手は全部の変化を読むのに5分掛けました。捨て駒がバンバン出て鮮やかな詰み
ちなみに74金に同玉だと
変化:136手
△同 玉 ▲7五金 △8三玉 ▲8一龍 △同 銀 ▲8四金
△同 玉 ▲9五角 △7四玉 ▲7五金 △8三玉 ▲8四金
△7二玉 ▲7三金 △7一玉 ▲6一歩成 △同 玉 ▲6二金
まで153手で詰
で、柿木で調べたら、74金以外に64金打ちでも詰みだったことが発見されました。
変化:135手
▲6四金打 △8三玉 ▲8一龍 △同 銀 ▲7四金上 △9四玉
▲8四金 △同 玉 ▲7三角 △8三玉 ▲8四香 △9三玉
▲9四歩 △同 玉 ▲9五歩 △同 玉 ▲8五金
まで151手で詰
激戦の連続で2日間で8連勝し、予想外の優勝を飾りました。
嬉しかったのですが、メインはあくまで翌日の詰将棋解答選手権で、芹田君に挨拶した後急いで大阪に行き、四日市と違って、温泉大浴場つきの宿に泊まり、久々に疲れをいやしたのでした。

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