38作目です。風ぐるま 1953年12月号発表。「鯰」原図不詰。将棋浪曼集第七十五番で修正。
*「鯰」原図不詰。将棋浪曼集第七十五番で修正。
*23手目78銀で早詰
67香、同桂成、同龍、同玉、76銀、78玉、89銀、79玉、69と、同玉、88銀、78玉、79銀、69玉、59と、同玉、78銀、68玉、69銀、59玉、49と、同玉、68銀(78銀で早詰)58玉、59銀、49玉、39と、同玉、58銀、48玉、49銀、39玉、29と、同玉、48銀、38玉、39銀、29玉、19金、同玉、38銀、28玉、27金、同成銀、29飛、17玉、18歩、同成銀、27金、同歩成、同飛、16玉、28桂、同成銀、17歩、15玉、14と、同玉、24と、同桂、23角、15玉、16歩、同桂、14角成、同玉、13角成、同玉、23飛成まで69手詰
*23手目78銀、59金、39と、同玉、59飛、49飛、29と、同玉、49飛、38玉、39飛打迄33手で早詰
この作品は将棋浪曼集に出ているので、作者の自信作と思われる。将棋浪曼集にも原図が不完全であったがこの手順が捨てられなかったので修正したとある。
でもこの銀鋸は将棋図巧57番にあって、当時でも目新しいものでは無い。しかも解説の田中鵬看氏も其の点に全く触れていない。何故なのか不思議である。
いずれにしろ、早詰みで不完全なんですけどね。

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