京都府精華町で公募によって参加して下さった方々とオペラの合唱を1月から稽古を重ねてきました。その成果を発表する本番がちょうど1週間後に迫りました。今日は初めてソリストを交えて立ち稽古をしました。合唱の方々は最初ソリストの声に聴き惚れて歌い忘れるということがありましたが、段々とソリストに感化されて、歌も演技も磨きがかかりましたよ(笑)。
素晴らしいソリストが集まりました。段取りだけ決めてしまえば、パッと演技してドラマを作り上げてくれます。こういう歌手と一緒にやるのは楽しい。
今日初めて通すことができました。どうなるか未知数でしたが、滞ることなく最後まで到達しました。本番当日は面白いパフォーマンスが繰り広げられることでしょう。楽しみだな〜。
もう一度合唱だけで稽古できます。細部を詰めたいと思います。
甚大な被害をもたらした東日本大震災は音楽界にも大きな影響を与えました。関東地区のコンサートは軒並み中止になり、外来音楽家は来日を中止しています。天井が崩れ落ちたコンサートホールもあるようです。僕がお世話になっているセントラル愛知交響楽団や大阪交響楽団の東京公演も中止になりました。
でも、今は仕方ありません。その時ではないのです。しかし、その時は必ず来ます。音楽の偉大なる力が人々を癒し、勇気づける時が。その時われわれ音楽家は自らの力を最大限発揮しよう。