「秋の国際交流コンサート」の本番がいよいよ明日になりました。オール・ベートーヴェン・プロ。前プロが『交響曲第2番』でメインが『ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲』という渋いプログラムです。今日は本番会場での練習。明日は会場の都合でほとんど練習できません。ですから、今日が最終練習でした。
まずは『三重協奏曲』から。今日初めて本番のソリストを迎えました。まったく打ち合わせなしでやりましたが、第1楽章と第2楽章は最初からかなり良い感じでまとまりました。第2楽章がめちゃめちゃ美しい。オーケストラは特に弦楽器がすごく良い雰囲気を作ってくれました。第3楽章は合わせるのが難しい。今日の練習でつかんだので、明日は上手くいくでしょう。
続いて、『交響曲第2番』を練習。各楽章毎に一度通して、問題のある箇所を修正しました。僕のテンポは早いですが、それに気を取られて、音が滑っています。決めるべきところを決める。弾くべきところをしっかり弾く。そうすれば、音楽の骨格がはっきりします。修正してかなり良くなりました。楽しみ! ベートーヴェンがこの交響曲を書いたのは30歳前半。僕と同じ年齢ぐらいの時です。円熟なんてしてません(その割には、ほぼ同じ時期に作曲された『三重協奏曲』はかなりまとまっていますが)。爆裂系ベートーヴェンを目指します(笑)。弾けます。
ステージが狭い、反響板がないなど、やりにくいことが多々ありますが、ハルモニア アンサンブル TAIYO 大阪はそれを乗り越えて、素晴らしい演奏を繰り広げてくれるでしょう。皆さんのご来場をお待ちしています!