今朝は6月15日以来のかがり女性コーラスの指導。1ヶ月以上ぶりです。皆さんお変わりなく、麗しゅうて良かったです(笑)。
先月から中田喜直の『霧と話した』の練習を開始しましたが、今日言葉をつけました。僕自身この曲を歌曲として何回か歌ったことがありますが、女声合唱でやると、また違った趣がありますね。
さて、かがり女性コーラスの今年のテーマは愛で、12月19日の「クリスマスコンサート」で披露しますが、今日新曲の練習を開始しました。それはJ.ラインベルガーの『アヴェ・マリア』。聖母マリアへの賛歌。賛美することによる愛。そして、かがりの聖母たちへの賛歌でもあります。ラインベルガーは、日本での知名度は高くありませんが、ドイツの後期ロマン派の重要な作曲家で、オルガニストということもあって、素晴らしい教会音楽作品をたくさん残しています。かがり女性コーラスが外国語の作品に取り組むのは久しぶり。西洋音楽の重要なジャンルの一つであるキリスト教の音楽に触れたいと思います。
かがりミュージック・アカデミーでの仕事の後は名古屋へ。夜、ドイツ人の友人、シュテファン・モアから電話がありました。実は今秋の演奏会のリハーサルのために名古屋に来てるんです。しかも、滞在先が僕の名古屋の住処から徒歩5分の所。ということで、夕飯を共にしました。約1ケ月ぶりの再会。日本の(特に名古屋の)暑さにまいることなく、精力的にリハーサルをこなしているようです。彼は秋に『第九』を指揮するのですが、『第九』のことでかなり盛り上がりました。指揮の仕方、テンポ設定、合唱の歌わせ方等々をディスカッション。音楽的で濃密な時間を過ごしました。シュテファンは偉大なる音楽家だ。本当によく勉強しています。単に技術や知識だけではなくて、芸術としての音楽を探求している。その姿勢に心打たれます。シュテファンとまた一緒に音楽したいなぁ。
彼は今週末まで名古屋にいるので、それまでにもう一度会う予定です。