「5/R Hall & Gallery オープニング・シリーズ」
演奏会終了分
中村貴志プロデュース・シリーズVol.10-1
マーラー・メモリアルイヤー・プロジェクト
マーラーとその時代
第1回 マーラー生誕150年記念 オーストリア・ドイツにおける同時代
2010年11月14日(日) 無事終了
5/R Hall & Gallery 音楽ホール
主催 5/R Hall & Gallery
協力 株式会社自然の薬箱
後援 名古屋市文化振興事業団
制作・マネジメント ミュージック・ステーション
テノール:
中村貴志
メッゾ・ソプラノ:三輪陽子
ピアノ:重左恵里
ナレーション:光本眞理
J.ブラームス お前の青い瞳 作品59−8(中村)
J.ブラームス それはメロディーのように 作品105−1(中村)
R.ワーグナー 『ヴェーゼンドンク歌曲集』より、夢(三輪)
G.マーラー リュッケルトの詩による5つの歌曲(中村)
G.マーラー 亡き子をしのぶ歌(三輪)
H.ヴォルフ 『メーリケ歌曲集』より、眠れる幼子イエス(中村)
M.レーガー ヤグルマギクの花束 作品8−3(中村)
R.シュトラウス 献呈 作品10−1(中村)
アンコール
R.シューマン 『スペインの歌遊び』より、夜に 作品74−4(二重唱)
R.シューマン 『4つの二重唱』より、私はお前のことを思う 作品78−3(二重唱)
名古屋のターミナル駅のひとつ「千種駅」からすぐの所に音楽ホールと美術ギャラリーを併設した
5/R Hall & Galleryが10月10日にオープンしました。その音楽ホールのオープニング・シリーズの一環として、「中村貴志プロデュース・シリーズVol.10」をやらせて頂きました。中村貴志プロデュース・シリーズがちょうど10回目、新ホール(しかも、僕の名古屋の住処から歩いて2分!)のオープニングと重なり、そこでできるなんて、なんたるご縁でしょう!
10回を記念する企画はこれまた今年生誕150年という記念の年を迎えた指揮者で作曲家のG.マーラーに焦点を当てました。その第1回目は「オーストリア・ドイツにおける同時代」と題して、マーラーとその同時代のドイツあるいはオーストリアの作品で構成するという実に実に渋い、硬いプログラム。しかし、チケットは完売状態でたくさんの方がご来場下さいました。関西でご一緒している方々、そして
今年5月に出演した横浜でのコンサートを聴いて下さった方々も遠路遥々いらっしゃいました。本当にありがとうございました!
8月の終わりから色々なことが重なり、多忙を極め、このコンサートができるのか、歌えるのかと不安になりました。しかも、僕にとっては初挑戦となる曲目ばかり。反省点はいくつかあるものの、そんな中でよくできたと思います。
今回共演して下さったわが同志、愛知が誇るメッゾ・ソプラノ三輪陽子さんは本当に素晴らしかった! すべてを包み込むような声でマーラーの『亡き子をしのぶ歌』は圧巻でした。常に真摯に取り組み、進化を遂げられている三輪さんのお姿を拝見し、心打たれますし、励みになります。今回共演できて本当に良かった!
今回ナレーションを入れ、耳で歴史の流れ、それぞれの歌曲の世界をお伝えしたことは良かったでしょう。ナレーターの光本さんが流れを上手くつかんで下さり、好評でした。
第2回は「日本における同時代」と題して、来年1月30日(日)に開催します。マーラーの同時代の日本の歌とマーラーの晩年の傑作『大地の歌』(ピアノ版)を取り上げます。ドイツ歌曲を得意とし、日本の歌をライフワークとしている「中村貴志」ならではの企画です。ご期待下さい! 皆様のご来場をお待ちしております!
終演後出演者全員で記念撮影。なんでこんなポーズになったんだろう(笑)。左からピアノの重左さん、ナレーションの光本さん、わが同志でメッゾ・ソプラノの三輪さん、僕。
現在絶賛放送中のラジオ・ミュージカル『本能寺が燃える』の作詞・脚本のあおい英斗さんから立派なお花を頂きました。ありがとうございました。
5/R系列のカフェ・レストランで打ち上げ。5/Rのオーナーから美味しいシャンパンを差し入れて下さいました。ありがとうございました。ヨイショする訳ではありませんが(笑)、ここは健康志向の料理で、しかも美味しく、コスト・パフォーマンスも良い。ベルギービールが置いてあるのも良い(笑)。有機ワインも非常に美味しい。健康食を食べて、酒を大いに飲む。この矛盾が良い(笑)。
2011年1月30日(日)第2回「マーラー没後100年記念 日本における同時代」と連続企画