ようこそ!名古屋と大阪を拠点に活動している音楽家、中村貴志のブログです。演奏会案内(中村貴志が関わっている演奏会のご案内)、演奏会終了分(中村貴志が関わった演奏会の記録)、音楽雑記(音楽に関する記述)、レヴュー(僕の印象に残った演奏会やオペラ、美術展、展覧会、映画、DVD、本などを紹介)、徒然(中村貴志の日常や思ったことをつづったもの)がレギュラーのカテゴリ。その他に特別カテゴリもあります。どうぞご覧下さい。
2010/3/20
「混声合唱団Vox MEA 第3回公開録音」
演奏会終了分
中村貴志指揮によるBach "Jesu, meine Freude"の魅力
2010年3月20日(土) 無事終了
名古屋市港文化小劇場
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混声合唱団Vox MEA
指揮:中村貴志
合唱:
混声合唱団Vox MEA
J.S.バッハ モテット『イエス、それはわが喜び』BWV227
僕がトレーナーを務めています
"混声合唱団Vox MEA"が3回目の公開録音を行いました。今回は次回の演奏会で僕の指揮で取り上げるJ.S.バッハのモテット『イエス、それはわが喜び"Jesu, meine Freude"』BWV 227を録音するということで、僕が指揮させて頂きました。録音に先立つ練習も公開。録音と合わせて現在の"Vox MEA"の実力を披露できたのではないでしょうか。良いところもあった。まだまだ足りない部分もあった。バッハの作品には調性音楽の基礎の全てがあります。"Vox MEA"がバッハの作品の中でも難易度の高いこのモテットに取り組んだことは大変果敢であり、大変有意義なことです。この取り組みを通して得たものは大きかったですし、今後さらに大きなものを得ることができるでしょう。この公開録音で僕は"Vox MEA"への思いをさらに熱くしました。今日の成果を胸に今後精進していきます!
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投稿者:中村 貴志
ハートマークさんへ
"Vox MEA"の公開録音にお越し下さいまして、誠にありがとうございました。"Vox MEA"のあの段階での力がすべて出たと思っていますが、まだまだです。しかし、これは中間報告みたいなものですので、次回の演奏会で取り上げる時を聴いて下さい!
ハートマークさんもこのモテットを歌うんですね〜♪ 素晴らしい演奏ができるよう、祈っています。
投稿者:中村 貴志
おゆき♪さんへ
遠路遥々わざわざお越し下さいまして、ありがとうございました。大変うれしく思います。『第九』とは違う僕の一面をご覧になれたのではないでしょうか。
おゆき♪さんには過分にお褒めを頂きましたが、まだまだの部分が多々あります。もちろん"Vox MEA"はレベルの高い合唱団に入るでしょうが、もっともっと良くなります。この公開録音は"Vox MEA"の中間発表的なものです。この公開録音で演奏した作品は次回の演奏会で取り上げる予定です。それまでにもっともっと高めていきます。是非その時もお越し下さい。
また、例のご友人をお連れ下さり、誠にありがとうございました。是非一歩を踏み出して、素晴らしき音楽の世界に羽ばたいてほしいと願っています。よろしくお伝え下さい。
追伸
DVDは観られませんでした…。
投稿者:(

o

)
大変勉強になりました。
というかまたこの曲を歌うので必死に聴いていました、一石二鳥?(笑)
しかし、公開録音とはいえどんどん音楽が変わるのが流石だなと感じました、中村先生の指揮もとてもエネルギッシュで時に荒れ狂いそして静寂、祈り様々な要素が含まれるこの音楽の素晴らしさを改めて実感しました。
ありがとうございました。
投稿者:おゆき♪
追伸:DVDについて
もしデッキにて再生不可能の場合は恐れ入りますがコメントにて教えていただけないでしょうか。マズア氏の生き方や第九に対する想いに深く感動し、あの第九の演奏を皆様にお見せしたいと思っています。再生できない場合は他の手段を考えますし、先生にも他の形で改めてお渡ししたいので、何卒宜しくお願いいたします。
投稿者:おゆき♪
中村先生、混声合唱団Vox MEAの皆様こんにちは。歌が好きな知人に是非合唱の素晴らしさを知っていただこうと百聞は一見に如かずと申しますし、今回お誘いして一緒に見学させていただきました。
混声合唱団Vox MEAの皆様の高度なハーモニーは事前に拝聴させて頂いてましたが、生でしかも練習風景から見られるという事で、大変興味がありました。
思った通り、高い自主練習と求める音楽の高度さ、探究さから来る素晴らしいハーモニーは、まるで一人の男声、一人の女声が歌っているように聞こえる程、ハーモニー、響きが透き通って統一されていました。一見何も悪くないように聞こえるバッハさんの曲に、先生は次々指摘されましたが、それもひとつひとつがかなり高度な要求で、やりとりを1時間聴いて耳から煙が出るような心境でした(汗)しかし、その高度な要求にVox MEAさんは時にはそうきたか(笑)と笑みさえ浮かべながら次の瞬間には的確に表現されていて、あまりのレベルの違いに圧倒されっぱなしでした。いつもなら参加したい私は、見ているうちに自分も歌いたい!と思うはずなのですが、今回だけは住んでる世界が違いすぎて、先生とVox MEAさんが次々創造されるバッハの音楽の世界に、ただただ羨望のまなざしと、今の私は参加できないという疎外感を感じました。まず、この曲を選曲された時点でその志の高さが凄いです。そして頑強な宗教を思わせるバッハさんの音楽は私が最も遠く思える音楽でしたが、その内実の恐ろしさにますます遠く感じ、トラウマになりそうです(汗)
知人も、中村先生とVox MEAさんの凄さと素晴らしさを絶賛されていました。その後、バスが来るまで第九のお誘いをしました。あのバッハさんの音楽を聴いた後でしたので、同じドイツ語にかなり恐怖を感じておられましたが(汗)第九の楽譜と歌詞の意味をご説明すると、今は物理的に時間が合わないので、時間が合えば検討させていただきたいと仰られました。
今回の見学は、私にとって先生が音楽で何をされたいのか?というひとつの到達点を見た気がいたしました。それと共に、日本人でも頑張ればここまでできるんだという目標をVox MEAさんに見せていただきました。音楽も生き物です。もっと立体的に音楽の躍動感を表現できるように、私も今できることから始めようと思いました。素晴らしい刺激を頂きました!ありがとうございました。