20世紀 日本のうた クロニクル
〜あの時、このうたが流れていた〜
第3回 1961年〜2000年 高度経済成長とともに
2010年3月30日(火) 無事終了
愛知県芸術劇場中リハーサル室
主催・お問い合わせ
ミュージック・ステーション052−242−7901(FAX共)
後援
愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会
(財)名古屋市文化振興事業団
名古屋開府400年祭パートナーシップ事業
テノール:中村貴志
ピアノ:金沢昭奈
中村八大 上を向いて歩こう
浜口庫之助 バラが咲いた
すぎやまこういち 花の首飾り
荒井由実 卒業写真
高田三郎 蝋燭
小林秀雄 落葉松
湯山昭 シャンソン・コミック『電話』
三善晃 駅
新実徳英 青い花
木下牧子 うぐいす
谷村新司 昴
尾崎豊 卒業
平井夏美 瑠璃色の地球
見岳章 川の流れのように
喜納昌吉 花〜すべての人の心に花を
中村正人 LOVE LOVE LOVE
小室哲哉 CAN YOU CELEBRATE?
桑田佳祐 TSUNAMI
アンコール
山田耕筰 この道
3回シリーズで企画した中村貴志プロデュース・シリーズVol.9「20世紀 日本のうた クロニクル」の最終回でした。「高度経済成長とともに」と題して、1961年から2000年までの日本のうたを取り上げました。この時期は人口が増加し、テクノロジーの革新があり、メディアが著しく発達して多様化し、それに合わせて人々の生活スタイルは大きく変わり、多様化していきました。音楽は社会の一部。うたはその時代の世相を反映する。高度経済成長期の日本のうたも多様化し、ジャンルも細分化されました。しかし、多様化し、細分化されたがゆえに、世代を超えて、あるいはジャンルを越えて共感され、愛唱されるうたは少なくなったように思います。また、歌詞の言葉数が一気に増えました。これはこの時代の飽和した状態を表しているのかもしれません。
3回シリーズで20世紀の日本のうたを取り組ませて頂きましたが、それはタイム・トリップするようなものでした。僕が生まれる時代を「日本のうた」を通して眺めてみますと、その当時の人々の心情を共有したように感じました。この企画は大変有意義で、楽しいものでした。こういう企画に取り組むことができて、大変幸せでした。
一方で、未熟さも感じました。日本の歴史の深さ、日本という国そのものの深さゆえ、まだまだ全てを捕えることができていません。しかし、音楽家「中村貴志」の日本のうたへの探究が終わったわけではありません。いや、その探究への旅は始まったばかりなのです。これが出発なのです。いっそう精進し、邁進する所存です。是非今後の「中村貴志」にもご注目下さい!
最後になりましたが、「20世紀 日本のうた クロニクル」にお越し下さいました皆様に心から御礼申し上げます。音楽家「中村貴志」の出発にお立ち会い下さいまして、誠にありがとうございました。
2010年3月9日(火) 第1回 1901年〜1930年 日本のうた花開く
2010年3月18日(木) 第2回 1931年〜1960年 第二次世界大戦がもたらしたもの
と連続企画