朝起きて、布団から出ると、寒さが身に染みた。本格的な冬の到来を感じる。
しかし、富田林に向かうために家を出ると、空は晴れ渡り、冬特有のピンと張り詰めた空気が日の光の明るさを強調し、どこか清々しさのある朝。冬のこういう感覚、好きだなぁ。
近鉄電車で富田林に行く途中、奈良県に入ると、厚い雲が空を覆っいた。しばらくすると、雪がちらちらと降り出した。今年初めて見る雪。乗り換えで電車を待っている間、寒さが顔と手を刺す。冬になったんだなぁ、と実感した。
お昼過ぎ、富田林のかがりホールにM.ラヴェルの『ボレロ』が寒さを吹き飛ばすように熱く響き渡りました。かがり音楽院で音楽を学んでいる子供たちを中心に"かがり女性コーラス"やかがり音楽院の先生たちを交えて特別に結成された音楽隊が、21日(日)に本番を迎える「第4回かがりクリスマスコンサート」で演奏する『ボレロ』の2回目の練習がありました。子供たちは今日まで一所懸命練習してきてくれました。前回出した課題がクリアされて、各パートがまとまりました。今日はアンサンブルすることを主眼に練習しました。自分と同じことをしている他のパートを聴き、感じながら、演奏する。それこそが心をひとつにすることであり、アンサンブルで最も重要なことであり、アンサンブルすることの楽しみです。いつもはひとりで音楽をやっている子供たちにアンサンブルの楽しみを味わってほしいなぁ。
本番ではスーパーな音楽が繰り広げられるでしょう。