演奏会終了の記事としてまだ更新していませんが、兵庫県に新型コロナ・ウィルス感染拡大に対する緊急事態宣言が発出された翌日の先月21日、「
第6回 Green Hearts チャリティーコンサート」は音楽の喜び、幸せに包まれた中、終演しました。
それから10日経ちましたが、今のところ出演者や関係者から陽性者が出たという報告はありません。安全圏と言える本番後2週間が経過しましたら、この記事を更新したいと思っています。
新型コロナ・ウィルスの感染がこれまでにない広がりを見せ、緊急事態宣言の地域が拡大されて、厳しさが増していますが、合唱団
LA FENICEは三度目の正直となる「
第10回記念演奏会」の再延期公演に向けて、最後の詰めの練習を重ねています。
先週末は原語指導者として、またヘンデル研究家として高名な三ヶ尻正先生をお招きして、「第10回記念演奏会」で取り上げるG.F.ヘンデルのオラトリオ『メサイア』の発音の特訓をしていただきました。
「3,000円の入場料を取る以上、皆さんはプロと同じ。厳しくいきますよ!」と始まった特訓、三ヶ尻先生からは「遅い!」「聞こえない!」の連発でしたが、数々の道具を駆使して団員たちをわかりやすく導いてくださいました。できるようになったとは言えませんが、言葉を発することへの意識が高まったように思います。「どんなにきれいでも、言葉が伝わらなかったら、歌じゃない」という三ヶ尻先生のお言葉を肝に銘じます。
三ヶ尻先生の特訓後は昼食休憩を挟んで、私の指導。言葉を発する際に発声技術の面で気をつけるべきこと、譜面上で子音をどこで発するべきか、そのためのブレスと準備の仕方、これまでの本山秀毅先生からの注意点を踏まえて、練習しました。
記念すべき演奏会を2度も延期させられたLA FENICEは気落ちすることなく、10月10日の再延期公演に向けて着実に前進し、向上しています。無事に本番を迎えられるようにと願わずにはいられません。
お時間がございましたら、是非ご来場ください。