メインコンサート
〜オーケストラと合唱の共演〜
2018年6月24日(日) 無事終了
バロー文化ホール大ホール
主催 陶都楽友協会、
多治見市文化会館
後援
多治見市教育委員会
助成
公益財団法人岐阜県教育文化財団
楽譜協力
トヨタミュージックライブラリー
お問い合わせ
バロー文化ホール0572−23−2600
第1ステージ わらべうたと唱歌
1.ずいずいずっころばし(わらべうた・七田英明編曲)
2.かごめかごめ(わらべうた・七田英明編曲)
3.ほーほー蛍来い(わらべうた・七田英明編曲)
4.あんたがさどこさ(わらべうた・七田英明編曲)
5.花(瀧廉太郎作曲・平光保編曲)
6.夏の思い出(中田喜直作曲・・平光保編曲)
7.椰子の実(大中寅二作曲・平光保編曲)
指揮:齊藤順子
管弦楽:
多治見市交響楽団
合唱:たじみオーケストラ合唱団
第2ステージ P.I.チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」より抜粋
1.第1幕 ワルツ
2.第2幕 情景
3.第2幕 四羽の白鳥の踊り
4.第2幕 情景〜王子とオデットのグラン・アダージョ
5.第4幕 終曲
指揮:
中村貴志
管弦楽:
多治見市交響楽団
第3ステージ G.ビゼー 歌劇「カルメン」より抜粋
1.第1幕への前奏曲
2.第1幕 女工たちの合唱
3.第1幕 ハバネラ
4.第2幕 クプレ〜闘牛士の歌)
5.第3幕への前奏曲
6.第4幕 合唱
7.第4幕 行進と合唱
指揮:
中村貴志
カルメン:長谷川美央
エスカミーリョ:羽渕朋之
管弦楽:
多治見市交響楽団
合唱:たじみオーケストラ合唱団
老若男女問わず、みんながさまざまな音楽を体験し楽しめる場を目指して
2017年6月25日に開催された「まるごと一日音楽の日 in たじみ」が今年も開催され、今回もメインコンサートで指揮させて頂きました。
本番1週間前の週間天気予報ではピンポイントで24日が雨…。しかし、本番前日の最終練習が始まる前に雨が止んで晴れ間が見え、本番当日はかつて最高気温日本一を記録した多治見らしく、暑い晴天の一日となりました。
本番ではそんな天気に負けない熱演が最初から最後まで繰り広げられました。
第1ステージでは耳馴染みのある日本の名歌がオーケストラの芳醇なサウンドに乗せて会場中に響き渡りました。わらべうたでは子供たちが遊びながら歌うというまさに「わらべうた」を披露する一面もあり、ステージ構成面でも面白かったです。
第2ステージから僕が指揮台に上がり、まずは
多治見市交響楽団の単独でP.I.チャイコフスキーの代表作であり、バレエの名作である『白鳥の湖』から数曲お届けしました。チャイコフスキーは稀代のメロディーメーカーであり、オーケストレイションの匠であり、構成力も素晴らしい。多治見市交響楽団は本番で集中力が増し、全体のバランスも良く、チャイコフスキーの魅力をお頂けできたのではないでしょうか。
第3ステージでは再びたじみオーケストラ合唱団が登場し、さらにカルメン役の長谷川美央さんやエスカミーリョ役の羽渕朋之さん、その他端役のソリストたちも加わって、ビゼーの名曲『カルメン』を取り上げました。多少のミスはあったものの、血潮がたぎるラテン音楽でお客様と一体となって大いに盛り上がりました。
「まるごと一日音楽の日 in たじみ」という企画は今回で2回目ですが、合唱と多治見市交響楽団によるコラボレイションの歴史は長く、僕はその中で通算4回指揮させて頂きましたが、毎回その重みを感じます。一般公募であるのに合唱のレベルが高い。多治見の合唱の下地を作ってこられた指導者の先生方とそれについてこられた団員の方々の努力の結晶です。アマチュア合唱団にとってオーケストラとの共演は大きな経験となりますが、オーケストラにとっても声楽作品に取り組むことは大きな経験です。そういった意味ではこの企画は本当に素晴らしい。企画・運営・主催された陶都楽友協会およびバロー文化会館の方々、出演された方々に敬意を表するとともに、再び素晴らしい機会を与えて下さったことに心から感謝申し上げます。
メインコンサートだけでなく、朝から夕方まで全館で様々なイベントが繰り広げられる大掛かりな企画ですので、運営面で色々とご苦労が多いかと思いますが、継続は力なり、素晴らしいこの企画が継続されることを切に願います。
終演後の記念写真。左から「
みずなみニューイヤーコンサート2018」でも共演した桐井祐衣さんと横家志帆さん(お二人には所々で女声のソロを歌って頂きました)。エスカミーリョ役の羽渕朋之さん、カルメン役の長谷川美央さん、僕。