2014年10月14日(土) 無事終了
サクラ ファミリア 3階 聖堂
主催 合唱団 ルークス スペイ
指揮:
中村貴志
ピアノ:北口裕子
ソプラノ:西尾薫
アルト:谷田奈央
テノール:井上元気
バス:下林一也
合唱:合唱団 ルークス スペイ
木下牧子 そのひとがうたうとき
佐藤眞 大地讃頌
W.A.モーツァルト レクイエム KV626
9月20日から27日にかけてドイツ・オーストリア演奏旅行を行い、ドイツのベルヒテスガーデンとオーストリアのザルツブルクの教会コンサートに出演した合唱団 ルークス スペイは、国内では団員の親しい方々をご招待してミニ・コンサートを開催しました。メインはベルヒテスガーデンとザルツブルクで演奏したモーツァルトの『レクイエム』、その前は祈りに通ずる日本語の作品を2曲取り上げました。
ルークスは響きで歌い切ること、レガート唱法(母音をできるだけ延ばしてフレーズを作ること)がまだまだ甘い。ただ、この合唱団は本番を重ねる度に進歩しており、今回は良いところも多かった。『大地讃頌』は練習で積み重ねたものが発揮され、満足行く演奏でした。
今回の『モツレク』のソリストは僕と縁のある若手の歌手たち。ソプラノの西尾さんとは2011年の
『椿姫』で出会い、2012年にはペルゴレージの
『スターバト・マーテル』、2014年には
『コジ・ファン・トゥッテ』と共演を重ねました。アルトの谷田さんとは関西二期会本公演の
『つばめ』で初めてご一緒し、その後も度々一緒になりました。テノールの井上さんが高校3年生の時に出身校の定期演奏会で歌ったのを僕は聴いています。当時はこういった形で共演できる日が来るとは思いもしませんでした。下林さんとは昨年11月に滋賀県長浜市で開催された「
森と湖の音楽会」で彼の素晴らしい歌唱に初めて接し、是非いつか共演したいと思っていました。4人とも才能あふれる歌唱を披露してくれました。大いなる可能性を持った若者たちと『モツレク』という特別な作品で音楽的な時間を共有できたことをうれしく思います。
合唱団 ルークス スペイはいよいよ来年創立5周年を迎えます。重要な節目となる年に、さらに成長した姿を披露するべく、練習に励みます。
本番会場のサクラ ファミリア。現代的で存在感ある建物。ここの3階の聖堂で演奏させて頂いた。
合唱団 ルークス スペイの団旗。ドイツ・オーストリア演奏旅行へ携えて、現地の空気にさらした(笑)。
出演者の記念写真。左からピアノの北口さん、アルトの谷田さん、ソプラノの西尾さん、僕、テノールの井上さん、バスの下林さん。
僕個人的なこと。演奏旅行から帰国した直後、風邪の初期症状が現れましたが、11日(水)に悪化してほとんど声が出なくなってしまいました。このコンサートではおしゃべりもさせて頂きましたが、ほとんど回復せず、酷い声をお聞かせしてしまいました…。前世がドイツ人の僕にはよっぽど日本の気候が合わなかったのか?(笑)
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