今の自分をさらけ出せ!
2017年4月8日(土) 無事終了
瑞浪市地域交流センターときわ多目的ホール
主催
瑞浪市地域交流センターときわ
瑞浪市民交響楽団ステージ
日本古謡(なかむらたかし編曲) さくら
なかむらたかし 私が此処に在ることの
なかむらたかし めぐる春
岡野貞一(なかむらたかし編曲) 故郷
管弦楽アンサンブル:
瑞浪市民交響楽団
合唱:特別合唱団
指揮:中村貴志
JR中央本線瑞浪駅から徒歩すぐの所にある
瑞浪市地域交流センターときわは、心の居場所支援事業「らしく。」を展開しています。「人とのつながりが欲しいけど不安でできない」「社会に出たいけどなかなか勇気がでない」「自分に自信が持てず心から楽しめてない」などの思いを抱えている人、居場所を探している人や、居場所に関心のある方々が参加されています。その関係者が中心となって開催しているイベントの一つが「MUSIC FESTA」です。2011年以来共演を重ねている
瑞浪市民交響楽団が昨年に続いて出演するにあたり、思い出深い瑞浪市制60周年記念の「
みずなみニューイヤーコンサート2015」で初演された自作のミュージカル『櫻堂ものがたり』から2曲を演奏して下さることになり、それらと『さくら』と『故郷』の編曲と合わせて、指揮もさせて頂くことになりました。合唱団はこのために特別に編成されましたが、「みずなみニューイヤーコンサート」にいつも参加下さっている方々ばかりで懐かしかったです。
会場は普通の空間で、手作り感満載。しかし、そこに暖かさが存在しました。その中で瑞浪市民交響楽団は小編成ながら、色彩豊かな音を紡ぎ出してくれました。合唱は歌声が重なって厚みのあるハーモニーとなり、そこに言葉がのって、それぞれの「歌」の素晴らしさを伝えてくれました。自作の『櫻堂ものがたり』の2曲の世界観が今回のイベントの趣旨と合い、また熱い思いが込められた演奏もあって、指揮していて大きな感動が押し寄せてきました。そして、懐かしかった。「みずなみニューイヤーコンサート」で感じた「瑞浪の音」がそこにあり、すごくうれしかったです。それにしても、『櫻堂ものがたり』は名曲です(笑)。
『故郷』は会場の方々と一緒に歌いました。歌詞カードを用意していませんでしたが、ほとんどの方が3番までしっかり歌われ、感動しました。地元の小さなイベントかもしれません。しかし、音楽する喜びを会場と一体となって共有できた本番で、忘れることはないでしょう。特に瑞浪市民の方々にはこのイベントに注目して頂きたいと思います。
さて、個人的にはこれまでの「みずなみニューイヤーコンサート」でご一緒した合唱団の方々と再会して、音楽できたことがうれしかったです。そして、正規メンバーによる瑞浪市民交響楽団を指揮できたことも良かった。人数は少ないですが、小編成による新たな可能性を強く感じることができました(しかし、瑞浪オケはメンバーが少しずつ増えていて、うれしい限り!)。
新年度となりましたので、発表致します。来年1月28日(日)に「みずなみニューイヤーコンサート2018」が開催されますが、再び僕が指揮台に上がります。しかも、作品は僕のオペレッタ『いのちのうた〜アリとキリギリスの物語〜』!
ピアノ伴奏による1幕もののオペレッタとして昨年3月に初演されましたが、フル・オーケストラ伴奏による2幕版として上演されます(現在絶賛制作中!)。楽しみで仕方ありません! もうそろそろ合唱団員の募集が広報されると思います。たくさんの方々のご参加をお待ちしております!