「Viva Opera! オペラ・ガラ・コンサート」
演奏会終了分
2009年5月17日(日)無事終了
三井住友海上しらかわホール
主催 Viva Opera! オペラ・ガラ・コンサート実行委員会
共催 混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ
後援 中日新聞社
構成・編曲・指揮・語り:中村貴志
ソプラノ:吉田恭子
メッゾ・ソプラノ:三輪陽子
テノール:塚田裕之
バリトン:
谷友博
管弦楽:
愛知室内オーケストラ
合唱:
混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ
W.A.モーツァルト 『フィガロの結婚』より、序曲
G.ロッシーニ 『セビリアの理髪師』より、
アリア「俺は町の何でも屋」
C.サン-サーンス 『サムソンとダリラ』より、
あなたの声にわが心は開く
G.プッチーニ 『蝶々夫人』より、
アリア「ある晴れた日に」
アリア「さらば愛の巣」
花の二重唱
G.ヴェルディ 『ドン・カルロ』より、
ドン・カルロとロドリーゴの二重唱
G.ビゼー 『カルメン』より、
第1幕への前奏曲
ハバネラ
闘牛士の歌
花の歌
ミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう」
最後の場面
G.ヴェルディ 『イル・トラヴァトーレ』より、
4幕1場の二重唱
P.マスカーニ 『カヴァッレリア・ルスティカーナ』より、
間奏曲
前半の教会の場面
アンコール
G.ヴェルディ 『椿姫』より、乾杯
まずはご来場下さいましたお客様に心から御礼申し上げます。大変暖かく、そして反応がよく、出演者全員大いに励まされ、楽しく演奏することができました。全力を出すことができました。「ブラヴォー」、「ブラヴァー」、「ブラーヴィ」、たくさん頂きました。終演後、リズムを揃えた拍手も頂きました。感激しました! コンサートは演奏する側と聴く側の両方で作り上げるものだということを改めて実感致しました。本当にありがとうございました!
2007年12月16日に開催された「
混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ創立10周年記念第5回定期演奏会」で素晴らしきソロを聴かせてくれた吉田さん、三輪さん、塚田さん、谷さん。演奏は「一期一会」。出会いも「一期一会」。東京で活躍されているこの四方が出身地である東海地方に結集して、宗教曲のソロをしたのも何かの縁。東京で活躍している東海地方出身の音楽家が是非この地でも演奏してほしい、またこの四方の活躍しているオペラを是非聴きたいということで、2008年早々この企画はスタートしました。
僕は、実行委員会代表としてこのコンサートの運営に携わり、構成・編曲・指揮・語りとして出演致しました。今回は「指揮者としてのリサイタル」という意気込みで取り組みました。足りない部分はもちろんあるものの、多くの方々の支援と励ましを頂いて、本番を迎え、無事に本番を終えることができました。
歌手が素晴らしかった!言うことなし! 声だけでなく、音楽性や演技などあらゆる面で聴く者を強く惹きつけました。各々の曲の世界に引き込みました。そして、重要なのは歌手4人の方向性が同じだということ。だから、重唱もきちんとハモッて、美しい。こういった素晴らしい歌手たちと一緒に音楽できるのは大変幸せなこと。指揮していて本当に楽しかったです。
編曲したことにより一人一人の奏者への負担が大きくなったにもかかわらず、また編曲が大幅に遅れたにもかかわらず、誠実に音楽に向かい合い、歌手たちを素晴らしくサポートし、素晴らしい音色で彩りを添えてくれた愛知室内オーケストラ。感謝あるのみです。
そして、ソリスト4人と僕を結びつけ、舞台に華を添えてくれた"混声合唱団スコラ カントールム ナゴヤ"(略称SCN)にも心から感謝しています。フランス語、イタリア語に四苦八苦しながらも、着実にものにし、本番を大いに盛り上げてくれました。演技らしい演技はなかったものの、見せる音楽をするという挑戦をしましたが、見事に達成したと思っています。本番当日に立ち位置を変えたり、歓声を上げることにしたりしましたが、臨機応変にしっかりと対応できました。SCNの成長振りをここでも大いに実感しました。
大幅に遅れたものの、原曲の色彩感を損なわずに編曲できたと自負しています。歌手からの評判も良かったですし。また、指揮者「中村貴志」の現在もてる力をすべて出し切ることができたと自負しています。このプロジェクトを通して、また大いに成長することができたと感じています。
このコンサートは始まりに過ぎません。ジャンルの枠を越えて、輪を広げ、より素敵な、より素晴らしいパフォーマンスを求めていく所存です。今後にご期待下さい!!!
終演後、素晴らしき歌手たちとともに。中央が僕。両手に花状態で、僕の右手がソプラノの吉田さん、左手がメッゾ・ソプラノの三輪さん。向かって、右端がテノールの塚田さん、左端がバリトンの谷さん。一緒に共演できて、幸せでした!