昨日の朝、ドイツから名古屋へ帰ってきまして、午後になってから大阪へ移動。夕方から“箕面メイプルクワイア”の指導でした(毎回海外から帰ってきた後、仕事しているような気がする)。僕は時差ボケがほとんど出ないんですよね。普段から不規則な生活をしているからでしょう。ですから、普段からボケているんです(笑)
さて、来たる8月31日(日)に大阪大学でレハール作曲のオペレッタ『メリー・ウィドウ』が演奏会形式で上演されます(後日詳細をご案内致します)。主催はアマチュア演奏家協会(APA)の関西支部。記憶に新しい、3月22日の感動的な「イースターコンサート」を成し遂げた団体です。今回僕は合唱指揮と数回のオーケストラ指導を仰せつかっています(+オケの中で何かします)。
今日は13時から17時まで本番指揮者のゲオルギ・バブアゼさんによる初めてのオーケストラ練習があるということで、見学を兼ねて行ってきました。バブアゼさんは3月22日のコンサートでもお世話になりました。今回もご一緒できて、とてもうれしいです。バブアゼさんも3日前に故国のグルジアからご帰国されたばかりで、かなりお疲れのご様子でしたが、練習になれば何のその。非常に有意義な音楽的時間が繰り広げられました。バブアゼさんは関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターも務められていますので、特に弦楽器群の弓使いを細かく指導されました。オーケストラの大半を占める弦楽器群の弓使いは非常に大切と言えるでしょう。今回も大変勉強になりました。
レハールはオーストリアで活躍したオペレッタの作曲家です。ですから、『メリー・ウィドウ』はもちろんオーストリアで初演され、原語はドイツ語です。なのに、なぜ日本では英語読みの『(ザ・)メリー・ウィドウ(The Merry Widow)』が定着したんでしょうね?原語では『Die lustige Witwe(ディー・ルスティゲ・ウ゛ィートウ゛ェ)』です。ですから、ドイツ語圏で『メリー・ウィドウ』と言っても通じません(相手が英語がわかれば、話は別ですが)。どちらも意味は同じで、日本語に訳せば、「陽気な未亡人」。日本語だと題名の意味がすぐにわかるから、いっそのこと日本語名にしたらいいのに。
今日のオーケストラの練習風景
