今年1月に開催された
「みずなみニューイヤーコンサート2014」でE.フンパーディンクの歌劇『ヘンゼルとグレーテル』を抜粋で指揮しましたが、今度はいつもお世話になっている
大阪交響楽団の名曲コンサートの『ヘングレ』に合唱指揮者として関わります。
今日は児童合唱で出演してくれる堺市少年少女合唱団・堺リーブズハーモニーの僕の指導による初練習でした。
まずは堺市のイメージソング『おいでよ堺へ』を歌って、僕を迎えてくれました。良い表情、素直な声。曲も良くて、感動しました。
『ヘングレ』はまだまだこれからという感じ。でも、子供は適応力が高いし、しっかりと歌える子もいるので、伸びていくんじゃないでしょうか。これからが楽しみです。
この団の指導者の中に、高校生の時に大阪交響楽団の「感動の第九」で合唱を歌ってくれた大学生がいてビックリ! ここの卒団生だとか。音楽の道に進んで、こうやってまた一緒に音楽できることをうれしく思います!
『ヘングレ』の合唱練習の後は一路名古屋へ。
愛知室内オーケストラの「第13回定期演奏会」にかけつけました。事ある毎に共演させて頂いているオーケストラですし、わが敬愛する寺岡清高さんが指揮して、僕が最も素晴らしいと思う
バリトン歌手、小玉晃さんが独唱する演奏会を聴かないわけにはいきません。大阪からは文化庁公演で名古屋を経由していく
大阪交響楽団の事務局長とピアニストがいらっしゃいました。
「ウィーンでつながる出会い」と題された今回の定期演奏会ではF.シューベルトの劇音楽『キプロスの女王 ロザムンデ』D797序曲と、G.マーラーの『さすらう若人の歌』、メインにシューベルトの交響曲第8番ハ長調『グレイト』D944が取り上げられました。寺岡さんらしい選曲です。
僕は『さすらう若人の歌』から聴かせて頂きました。マーラーの独特の色彩感を巧みに表現し、時として冗長になりがちな『グレイト』を生き生きと室内オーケストラとは思えない迫力で表出しました。名演でした!
愛知室内オーケストラとは12月21日に
豊田市コンサートホールで開催される「コンサートホール・フェスティバル」で共演させて頂きます。非常に楽しみです!
夜は
コーラスユニットCoCoRoniココロニの練習。
CoCoRoniは8日(水)に
宗次ホールで開催される
ボーカデミアのコンサートに特別出演致します。ロシアの声楽アンサンブルということで1曲だけロシア語で共演するのですが、今日は
名古屋大学と
中京大学でロシア語を教えていらっしゃる山崎タチアナ先生にお越し頂き、ロシア語の歌詞の発音をレッスンして頂きました。CoCoRoniが日本語以外の歌に取り組むのは初めて。しかも、縁遠いロシア語。おそらくメンバー全員ロシア語の歌を歌うのは初めてではないでしょうか。
最初はおぼつかなかった発音も、川崎先生のレッスンを受けると、それらしくなってきました。かく言う僕もロシア語は全然わからないんですけれどね(笑)。
本番前日の7日(火)にボーカデミアとの合同練習があります。われわれのロシア語の発音、演奏はどう評価されるのか? 本番をご期待下さい!