久しぶりに神戸へ。昼過ぎからコーロ ムジカヴィーヴァの指導に伺いました。4月24日の演奏会以来ではないでしょうか。こちらは次回の演奏会に向けてG.ロッシーニの『小荘厳ミサ曲』を練習中。この作品はロッシーニの晩年に作曲されました。題名にある小は編成が小さいという意味。4人の声楽ソロ、8人の声楽アンサンブル、ピアノ2台、ハルモニウムという編成で、声楽の12人はイエス・キリストの12人の使徒を表しています。編成は小さいですが、曲の長さは1時間を越し、れっきとした荘厳ミサ曲です。実は僕が若かりし頃、この作品のテノール・ソロをやった経験があります。懐かしい。
コーロ ムジカヴィーヴァの皆さんはお変わりなくいらっしゃるようでうれしいです。曲を深めていくのはまだまだこれからですね(笑)。素晴らしい作品なので、存分に味わいましょう。
夜は大阪で関西二期会オペラ公演『コジ・ファン・トゥッテ』のマエストロによる音楽稽古。2010年11月の二期会オペラ公演『ドン・ジョヴァンニ』でご一緒した園田隆一郎さんが本番指揮者です。ローマ在住で、イタリア・オペラがきちんと指揮できる日本人指揮者として貴重な存在です。
いつもにも増して良い関西二期会合唱団。マエストロ園田さんの指導で完成度が上がっていきます。二重子音がもう少し明瞭になれば、言うことなし。
来週から合唱も立ち稽古に入ります。皆さんの能力を存分に発揮して頂きたい。