「三代澤康司のドッキリ!ハッキリ!クラシックです!」
演奏会終了分
大人のための“第九”入門
2012年9月15日(土) 無事終了
ザ・シンフォニーホール
主催
朝日放送
協賛
タケモトピアノ
指揮:寺岡清高
管弦楽:
大阪交響楽団
ソプラノ:四方典子
アルト:西村薫
テノール:松本薫平
バリトン:萩原寛明
合唱:ドキハキ特別合唱団
合唱指揮:
中村貴志
合唱ピアノ:北口裕子、多久潤子
L.v.ベートーヴェン 序曲「献堂式」作品124
L.v.ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付」 作品125
ザ・シンフォニーホールの人気企画のひとつ「三代澤康司のドッキリ!ハッキリ!クラシックです!」の『第九』の合唱指揮のお話を頂いたのはかなり前でした(おそらく本番の1年半前)。そして、昨年の11月22日、この司会を務められている三代澤康司さんと初めてお会いして、いきなりラジオ収録。今年早々にそれが朝日放送の名物番組「
ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」で放送され、「ドキハキ第九」が大きく動き出し、2月にこの番組を通じて団員が募集されました。
そうして迎えた
4月10日。倍率7倍以上という抽選で選ばれた幸運の65名の方々が初めて顔を合わせました。老若男女、『第九』経験者から『第九』はおろか合唱未経験者まで幅広い方々が、本番に向かって進み出したのでした。
『第九』未経験者の方はドイツ語と高い音に苦戦、合唱未経験者の方はさらに楽譜を読むのにも苦労されたことでしょう。本当にできるのか?…そんな不安が何度も頭をよぎったことでしょう。しかし、団員ひとりひとりの高い志と団員相互の助け合い、励まし合いによって、徐々に信頼関係が作られ、ドキハキ特別合唱団は『第九』の最も重要な精神である"Alle Menshen werden Brueder"「すべての人々が仲間となる」を体現できる団体にまでなりました。
半年の厳しい道のりを経て迎えたこの日。素晴らしい音響のザ・シンフォニーホールにドキハキ特別合唱団の皆さんの歌声が高らかに響き渡り、まさに感動の一言でした。団員皆さんのこの半年間の並々ならぬ努力が大輪の花を咲かせました。これこそ演奏の醍醐味、演奏の喜び。諦めずに突き進んだ者だけしか味わうことのできないものです。皆さん、本当に本当によく頑張りました! 「ドキハキ第九」の関係者すべてに心から御礼申し上げます。大きな感動をありがとうございました!
終演後に三代澤さん、マエストロ寺岡清高さんと記念撮影。僕は今回のために初めて紺色のスーツを新調しました。
三代澤さんは素晴らしい。練習を皆勤されただけでなく、最後の最後まで団員ひとりひとりに気を配られて、場を盛り上げられました。本番では司会と歌唱でコンサートを盛り上げつつ、裏では進行にも気を配られ、パフォーマーとしてお客様を喜ばせつつ、コンサートの運営の責任もしっかり果たされているお姿に感動しました。
「ドキハキ」パートナーの桂紗綾さん、足立敦子さん、牧野エミさんもこの『第九』に参加して下さいました。三代澤さんが参加されるからという次元を超えて積極的に取り組んで下さり、リスナー団員の励みとなりました。心から感謝申し上げます。
「ドッキリ!ハッキリ!クラシックです」はこれからクラシック音楽を楽しみたいという方々にとって非常に良い企画です。是非とも継続して、クラシック音楽をファンを増やして頂きたいと切に願っています。そして、またリスナーが集って、一緒に演奏したいですね!
ドキハキ特別合唱団の皆さんのメッセージが書かれた色紙を打ち上げで頂きました。皆さんの思いを非常にうれしく思います。「ひとりコント」という言葉が2つありました。あれぐらいできなければ、合唱指揮者なんて務まらないですよ(笑)。
またひとつ宝物が増えました。皆さんの言葉を胸に、中村貴志、これからも邁進します!