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法務大臣も共謀罪制定に懐疑心(民主党・千葉景子氏)(←公開中)
ここまでの国会審議では、与党・法務省・警察庁側が強行採決を前提とする性急な国会審議を続けてきたため「そもそも何故共謀罪が必要なのか?」という根本的な議論が深まらなかった。しかし通常国会会期末を迎えたこの頃になると、法曹界からも「『国際組織犯罪防止条約』を批准するため、わざわざ『共謀罪』を制定する必要はない」との有力な議論が提起されるようになった。
2006年6月12日、参議院議員の千葉景子氏(民主党「次の内閣」ネクスト法務大臣)は杉浦正健(すぎうら・せいけん)法務大臣に対し、共謀罪法案の撤回を申し入れた。その際には杉浦大臣も共謀罪制定に懐疑心を抱きはじめていたという。2日後の6月14日、千葉氏がインタビューに答えた。
(撮影:清水直子氏、編集:寺澤有氏)[3分33秒]

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