
今日2013年4月26日は、学校柔道が始まってちょうど130年になる記念日です。
それより前から慶応義塾においては関口流柔術を稽古する「柔術部」が存在し、現在の柔道部もその流れにあるため、部活動としては最古となるわけですが、こと「講道館柔道」を学校で取扱ったとなると、130年前の学習院がその嚆矢となるようです。
嘉納治五郎師範は、西南戦争の折に熊本城に篭城し西郷軍の行く手を阻んだ土佐の猛将・谷干城と、榎本武楊・土方歳三らとともに最後まで五稜郭にて薩長に抵抗した元幕臣・大鳥圭介、両院長の下で学習院教頭として任に当たり、その期間中に講道館柔道を学校教育に取り入れたのです。
残念ながら、その後を次いだ元長州奇兵隊の三浦梧楼院長と意見の相違が生じて学習院を去ることとなりましたが、柔道の稽古は変わらず続けられたようです。
そんな母校の伝統をこれからも誇りに思い、出来る限り精進したいと思います。


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