動物保護団体【ARCh】staff小梅のブログです。世界を旅する小梅です。

2012/10/11

エピソード オブ くり  ALMA関連

pinoさん預かりのくりちゃんのトライアルが決定しました

くりちゃんについては私の千葉センター生活の中でも5本の指に入る位のエピソードの持ち主でもあります。
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引き取った日の事は忘れない・・・
私は代表とペリさんとセンターへ行った。
実は・・・
くりちゃんは当時の会の状況では引取は出来ないと思っていた。
事前にセンターから頂いた情報では歩けなくバケツに入れられて捨てられていたとの事だった。
センターも譲渡不可の判定、ボランティア団体も見送った。
くりちゃんは明日処分の最終部屋にいた。
可哀そうで写真も撮れなかった。

最終部屋の前でペリさんは立ち尽くしていた。
前脚だけでこちらに寄って、助けを求めるくりちゃんがそこにいた。
私は目を伏せた。

「あの子を出してください」

ペリさんは微動だにせずに職員さんに訴えた。
代表も私も反対した。
会の事でも忙しく、自分の家にも手の掛かる子たちがいる。
ヘルニアの進んだくりちゃんを引取する事を心配した。

「私が面倒みますから」

ペリさんは言いだしたら聞かない。
そうやって難しい子や高齢な子や状態の悪い子を預かってきた。
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ペリさんはくりちゃんがちょっとでも回復するように努力した。
鍼にプールにドレッドミル・・・
本当にどこまでも頑張っていた。

月日は流れて3年後。

ある日、ペリさんからメールが届いた。
くりを他の方にお願いしたいと。

私は頭を悩ました。
誰に預かってもらおう?
そんな時にpinoさんがくりちゃんの事を気にしていた事を思い出した。

小梅「ヘルニアで後肢はきかないよ。大変だよ」
pino「え?でももうヘルニアだし、これからなる心配が無いじゃないですか?」

pinoさんはあっけらかんと明るい笑顔で私に言った。
目から鱗が落ちた。
くりちゃんのヘルニアに一番偏見を持っていたのは実は自分だったのかも。

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くりちゃんはペリさん宅からpinoさん宅に移動した。
pinoさんもくりちゃんのお世話やアピールを頑張ってくれた。

pino「くりちゃんのお世話は全然大変じゃありませんよ〜」

そうだ!大変だと思っていた私が間違っていた。
希望が来ないと自分の考えが間違っていたんだ。

pinoさんはご主人様とくりちゃんのお世話を頑張ってくれた。
最終部屋でガス室前の扉にいたくりちゃんの面影はもう無かった。
アピールも楽しく、くりちゃんの足は個性と言う事がよくわかった。

先月の里親会。
たくさんの方々がくりちゃんやルルちゃんを応援に来てくれた。
この犬社会。ダックスもたくさんいる。ヘルニアはもう悲観するものではなく、付き合うものなんだなと実感した。
里親会後にpinoさんから電話があった。

「くりやルルにたくさんの方が会いに来てくれました!」

そして私のパソコンに待望のくりちゃん希望のアンケートが届いた。
よくご家族で考えてくださった上での応募だった。

くりちゃんのトライアルが決まりました。
それだけで、ただそれだけで嬉しかった。
障害を個性と笑顔でいられるスタッフ、里親様ご家族の気持ちが嬉しかった。

pinoさん、ご主人様 おめでとうございます。
ペリさん、おめでとうございます。
里親希望S様 ありがとうございます。

明るく可愛いくりちゃんのトライアルが無事に過ごせるように、お祈りしています。

くりちゃんが巣立てた事はスタッフの励みにもなります。
結果、また一頭救える子が増えるのです。
レスキューは連鎖です。
時代が未来が保護犬を家族にすると言う事が当たり前になる世になりますよう。
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