今回は「BEING & TIME」と言うユニットに関するお話です。
ギタリスト、谷フユヒコ氏のユニットがBEING & TIMEです。
そのBEING & TIMEがファーストアルバムを発表しました。
しかもこのアルバム、世界発売です。
全国じゃないですよ、世界です。
BEING & TIME
帯叩きのコメントは何と難波弘之氏(センス・オブ・ワンダー/東京音楽大学准教授)
谷氏と難波氏の邂逅は別の機会に譲るとしまして・・・
難波氏がコメントしている事からも判るように、系統としては「プログレッシヴ・ロック」です。
難波氏も「真のブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックの後継者」と評しています。
プログレッシヴ・ロックと言うと、大抵思いつくイメージと言うのは「壮大なスケールの大作主義」
「難解な歌詞(歌入りの場合)や複雑な曲構成、変拍子」と言う所でしょう。
今となっては、このイメージだけを追い求めた「進歩的でない、名前だけのプログレ」の何と多い事か。
プログレッシヴとは「進歩的」の意味ですから、本来ならば先に挙げたような固定された先入観を求めてはその名に反するのですが・・・
BEING & TIMEは真の意味での「進歩的」であろうとしています。
一言で「プログレッシヴ」とくくるには、ちょっと無理が有るかも。
いや、彼らにとっては一言で「プログレ」と呼ばれているカテゴリーは狭い物なのかも?
その辺を承知の上で、強引にカテゴライズするなら「ハードプログレッシヴ・ギターオリエンテッドロック」とでもしましょうか。
谷氏のテクニカルでハイセンス、かつクレバーなギタープレイ。
谷氏のギターを支えるボトムには、クールでステディなベースを弾く塚越氏。
非常に理知的な世界観を感じさせます。
歌の無いインストゥルメンタル曲であるからこそ、こう言った世界観を醸し出せるのかも知れません。
楽曲も冗長さを排した作りになっていて、テーマをはっきりさせると同時に緊張感を感じさせます。
以下にBEING & TIMEのMy Spaceを案内致します。
CDのサンプル音源の試聴と購入、Youtubeにアップされているライヴ映像を観る事が出来ます。
BEING & TIMEのMy Space
11月には東京・吉祥寺シルバーエレファントでライヴが予定されているそうです。
詳細が判りましたら拙ブログでも案内します。
で、実は。
谷氏と私とは、学生時代(今から20年以上前)からの友人でありバンド仲間でもありました。
現在は住居が離れている為に頻繁に会う事はありませんが、いまでも良い関係を保っております。
・・・昔、一緒にバンドをやってた時はこんな長い付き合いになるとは思っていなかったんですけどね(笑)
お互い我が強く、特に音楽面に関してはなかなか譲ろうとはしなかった(いや、譲らなかった)のです。
何度も「くっそぉ〜」と思ったりしましたが(笑)一目置いて認めていた存在だった事は間違いありません。
今、胸を張って言います「谷フユヒコさんは私の尊敬するミュージシャンの一人です」