今日のGTは第40回ジャパンカップ(東京 芝2400m)でした。
現役最強馬と讃えられるGT8勝馬、一昨年の三冠牝馬アーモンドアイ。
対して3歳世代では親子二代の無敗のクラシック三冠馬となったコントレイルに同じく無敗の三冠牝馬デアリングタクト。
日本競馬の歴史でも3頭の三冠馬が同じレースに出走するのは初めてなのです。
それどころか三冠馬3頭が現役として同時に登録されている事も有りませんでした。
これは菊花賞でコントレイルが三冠馬となり、今日のレースでアーモンドアイが引退すると言う事でわずか1ヶ月程の間に起きた現象と言う事になります。
さてレースの結果は・・・
ゲート入りでは今回唯一の海外参戦馬ウェイトゥパリスがゲート入りを嫌い、一度全馬をゲートから出してウェイトゥパリスを先に入れ、それから各馬ゲートインとする事に。
作法の悪い真っ白な馬・・・一瞬ゴールドシップを連想したのは私だけ?(苦笑)
そのウェイトゥパリス、この枠入り不良の為に「令和2年11月30日から令和2年12月20日まで出走停止。停止期間の満了後に発走調教再審査」と言う裁定が下されましたが、
レース終ったから英国に帰国しちゃうだろうし、この裁定って意味があるのかな?
訂正と補記:ウェイトゥパリスは今回のJCが引退レースで、今後はアイルランドで種牡馬になるそうです。
レースはキセキが大逃げで引っ張る展開で、そのキセキにヨシオが付いて行くと言う形に。
このヨシオ、デビュー戦で芝を走った以外は全てダートレースで使われていたダート馬です。
・・・ダート馬なら何で来週のチャンピオンズカップに行かなかったんだろう?
キセキが1000m57秒9と言うハイペースで引っ張り、アーモンドアイは先行集団の内ラチ沿いでタイミングを待つ形に。
そして残り200mでアーモンドアイは先頭へ進出しそのまま押し切りました、見事な有終の美です。
そして敗れたものの株を上げたのが三冠馬コントレイル。
アーモンドアイに1+1/4馬身差を付けられる完敗ですが上がり3ハロンは34秒3と最速の上がりタイム。
菊花賞の疲れが残っていると言われてコレですから、やはり強い馬だと言う事をこのレースで証明しました。
そしてデアリングタクトも最後にカレンブーケドールをハナ差で交わして3着、さすがの勝負根性と感心です。
4着のカレンブーケドールに5着グローリーヴェイズもクビ差の僅差でした、相手が強かったですね。
作法の悪さで呆れさせられたウェイトゥパリスは10着、キセキに競り掛けて一瞬テレビに映ったヨシオは大差のシンガリ負けでした。
そうそう、6レースの新馬戦ですが、1番人気に支持されたガンダルフは5着に敗れてしまいました。