先日記事にした
「グヤトーンPS-003コンプレッサー」
掛かり付けの歯医者さんの近所にあるリサイクルショップで入手した物です。
今回も歯医者さんの帰りに覗いてみたら、こちらを発見し確保しました。
DOD FX82 ベースコンプレッサー
銀パネル部の「DOD」ロゴが左寄りで傾いているのでFX82の後期型(最終型)です。
ジャンク扱いの理由はコントロールにガリがある事とノブ頭の欠損。
悪趣味なお汁粉色メタリックの下から蛍光イエローが覗いているのが謎です(笑)
同時期のディストーション「FX58メタルマニアック」の筐体にオーバースプレーした物?
売れ残った筐体を流用したのかな?
これは問答無用で交換します
この時期のDODは外部電源ジャックがφ3.5mmのミニフォンジャックになっています。
これは実用上非常に使いにくいので、現在主流のφ2.1×5.5mmのDCジャックに交換しようと思います(実績あり)
日頃の行いが良いからです(笑)
ツマミの破損は「さすがにこのノブは手に入らないだろうからアンマッチでの交換やむ無し」と思っていたら、なな何と部品箱に同型のノブが!
しかも3個も在庫していました!(笑)やはり日頃の行いですね(笑)
元は十数年前に故障してしまって部品取り品にしたFX32ミートボックスに付いていた物ですね、1個は他の物で使っています。
なお、ミートボックスは再生産の旧型風筐体の物を入手していますがやはり使い道がありません(笑)
まずは分解
基板のプリントには「FX80B」とあります。
元々がFX80と言う型番で、それの改良版がFX80B。
ただこの「B」と言う型番はベース用と言う意味ではないらしいです。
そこからベース用に改良したのがFX82なのです。
DODのコンプレッサーと言えばフォトカプラを使った光学式コンプレッサーの280ですがこれはOTAのCA3080を使っています。
OTAとは「Operational Transconductance Amplifier/差動入力電圧が出力電流を生成する演算増幅器」で、4558等の汎用オペアンプ(演算増幅器)とは違う物です。
どう違うのかは私には良く判りません(笑)
OTAを使ったコンプレッサーはMXRのダイナコンプが元祖で、先日修理したグヤトーンPS-003も同じです。
黒い物体は電池が収まるパーティションです。
綺麗にします
それほど汚れは無いので薄めた中性洗剤で拭き取って清掃完了です。
悪趣味なお汁粉色メタリックの下地が蛍光イエローなのは何故でしょう?判りません。
このベースコンプレッサーFX82、初期型の真ん中のツマミは「アタック」で、中期型から「リリース」になっています。
効果が変わったのか、呼び名を変えただけなのかは判りません。
つづく