さて、クリスタルベースことアンペグADA-4の大改造ですが、前提条件は「アクリル製のボディ本体に一切加工をしないで改造する事」です。
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配置的にはこんな感じ
用意したピックアップは
セイモア・ダンカンのSTK-J2nです。
外見はJB用シングルコイルですが、中身はスタックコイルのハムバッキングPUで、出力はやや高めに設定されたホットタイプ、サイズはフロント用です。
3年前の検討時にJBのフロント用なら収まると確信出来ていましたし、ハムバッキングで出力高めと言うのは今回のコンセプトにも合致します。
このPUを本体に一切加工する事無く取り付ける、と言うのが今回の改造内容です。
配線完了
オリジナルの配線はブリッジへのアース線を除き全撤去です。
YGK謹製のローズ製ピックガード裏にはアルミ箔を貼り、1vol・1toneの配線を先に済ませてしまいました(笑)
また、Vol&Toneのノブもクリアのスピードノブに交換してみました。
型紙製作
行き当たりばったりの現物合わせより一歩前進です(笑)
型紙に使ったのは10mm刻みの方眼が入った厚紙「学校芸能工作用紙」です。
安価で入手しやすく、方眼が入っているので直角も出しやすいので重宝します。
さらに板厚1mmのアルミ板を用意しました。
アルミ板を切断
Pカッターを使って溝を切って行きます。
溝が有る程度深くなると・・・
綺麗に切れました
溝の部分を軽く曲げてやると簡単に千切れます。
切断面には若干の段差が出来てしまいますので、それをヤスリで整えれば切断は完了です・
実は私は(このフレーズ久しぶりだな(笑))ノコギリの扱いが非常に下手でして(汗)
切るのに使った労力の割には真っ直ぐ切れないので苦手なのです(汗)
それから比べれば、Pカッターの方が数倍マシなのです。
・・・そのPカッターでも、時々脱線してブザマな傷を付けてしまう事が多いのですが(汗)
まあ、今回そのミスは無かったので良しとしましょう(苦笑)
切欠き
切欠き部分はハンドニブラを使っています。
この工具は切断面に刃の形が残りやすいので、ヤスリで整える分の削り代を持たせて切欠きます。
また、工具が当たる面にキズが付くので(特にアルミなどの柔らかい金属は目立つ!)マスキングテープなどで養生しておく必要があります。
曲げ加工
カマボコ板で挟んでクランプを掛けてしっかり固定し、板の角に合わせて曲げて行きます。
基本形状完成
大体こんなもんかな?と言う感じですね。
仮組み
曲げたアルミ板を本体のPUスロットに合うよう調整し、PUを乗せてみます。
極端を言えば、この状態でPUを固定して配線してしまえば改造完了と言えなくもないのですが、それではあまりにぞんざいです(笑)
ここはやはり見た目にもこだわって、充分な自己満足が得られるようにもうちょっと作業をして行きます。
つづく