オーヴィル・バイ・ギブソンのサンダーバード、パーツ交換の話題第1弾です。
HIPSHOT 3 Point Super Tone Bass Bridge
ヒップショット社が生産しているギブソンの3点止めベースブリッジ用リプレイスメントブリッジで、これはゴールデンウィークの楽器屋巡りでバーチーズにて見つけた中古品です。
実はこの時私はshinmeiさん所有のメロディメイカーを弾かせてもらってショックを受けた直後で「サンダーバードよりEB系の方が良かったかも」なんてちょっと揺らいでいた時でして(笑)
しかしこのブリッジを見つけて「これはサンダーバードにコレを付けろとの天啓か」とアッサリ持ち直しました(笑)
元のブリッジは日本製
オーヴィルは日本製なのでパーツも基本的に日本製です、これは恐らくグレコ等の国産コピーモデルに使われている3点止めブリッジと同じ物ではないかと思います。
見た目も全く違います
オリジナルのブリッジは全体的な弦高と各弦のオクターブ調整が出来るようになっています。
しかしこのブリッジが採用されていた時期はまだフラットワウンド弦が主流でした。
その為、ラウンドワウンド弦を張ってオクターブを合わせるとブリッジのコマ位置が後ろ寄りになってしまい、弦のボールエンド部の巻き返し部分がコマに乗ってしまうと言うよろしくない状態になりがちです。
(それを解消するために別体式のテイルピースを追加している物もある)
また、各弦の高さを個別に調整する事も出来ません。
この辺、早いうちから各弦個別に調整出来るようにされていたフェンダーの方が優れていたと思います。
このSuper Tone Bass Bridgeは上記の問題点をすべて解消し、さらにわずかではありますが弦間ピッチの調整も可能な構造になっています!
唯一残念な所は、見た目があまりにも違い過ぎてヴィンテージ的な風合いは全く無い事でしょうか(汗)
重量計測
それぞれスタッドボルトを含め、オリジナルが217gでヒップショットが245g。
パッと見た目はもっと重そうなのですが、ベースブロックの材質がアルミ合金(なのかな?)で見た目よりだいぶ軽い印象です。
3点止めスタッドアンカー部
両側の2ヶ所が取り付けに使用され、中央の1ヶ所は取り付けには使われません。
スタッドボルト
メートルサイズとインチサイズの2種類が用意されています。
サイズの識別はボルトの頭に刻印されているので見落とさない限り間違える事はないと思います。
取り付け完了
取り付けはスタッドボルトを締めるだけと超簡単!
これでオリジナル3点止めブリッジの欠点が完全に解消されるのでありがたいです。
次回はピックアップと電装系に関して話題にしたいと思います。