昨夜某バンドのリハーサルにて・・・
グヤトーンズ
80年代からグヤトーンが力を入れていた分野が「真空管内蔵エフェクター」でした。
同社が生産していた真空管アンプの名「FLIP」を冠した真空管内蔵エフェクターはオーヴァードライヴ/ディストーションの歪み物を中心にコンプレッサーやディレイにトレモロと言ったラインナップが販売されました。
真空管を初段の増幅に据えているのかな?とは思うのですが、その辺の回路は検証していないので判っていません(汗)
まあ、真空管使用エフェクターなんてのは自己満足の世界で(笑)本来「小型軽量で持ち運びやすい」がメリットになるコンパクトエフェクターに使用するなんてのは本末転倒も良いところなのです。
そして本末転倒は私の大好物でもあります(笑)
手段の為に目的を忘れるのはいつもの事(笑)自己満足上等なのです(笑)
で、実は上の写真はツマミ位置を記録しておく為に撮った写真だったのですが、この後にトラブルが発生します。
この時の電源は某社製キットの回路を使った自作品。
(そもそもこのキット自体が某社製品のコピーなのですが、それはまた別の話)
トリマーを調整する事で出力電圧を約9V〜16Vの間で変化させられる可変レギュレータです。
このレギュレータには別途ACアダプターで直流を入力してやるのですが、その入力には24V(0.75A)の汎用ACアダプターを使用しています。
仕様上、この可変レギュレータが出力できる電流量は1Aで、この数値はレギュレータICの放熱が万全である事が条件です。
(もっとも、1Aを出力したいなら入力が1A以上必要なのですが)
私が製作したレギュレータですが、ICの放熱は「ICをアルミケースに取り付ける事でケース自体を放熱器にする」と言う方法を取りました。
これは「エフェクターに使用する程度の放熱ならこれで十分」と言う経験則からです。
しかし今回はその「ケース自体を放熱器とする」では不足でした。
こちらのコンプレッサーの消費電流は170mAだと言う事が判っています(取説の仕様諸元に明記)
オーヴァードライヴの方は諸元不明ですが、恐らく同程度でしょう。
と言う事はこの2台合わせて340mAを消費する訳です。
この消費電流にICの放熱が間に合わず、過熱して保護回路が動作してしまいました。
その後、レギュレータが冷えた頃を見計らってオーヴァードライヴのみに供給して見たところ問題無く動作していましたので消費電流超過で加熱し保護回路が働いてシャットダウンされたのは間違い無いでしょう、レギュレータICは正しく動作してくれた訳です。
これでこの電圧可変レギュレータは「消費電流は200mA程度が上限」と言う事で、この2台を同時に使う場合には別の方法を考えないといけなくなりました。
直流12Vのアダプターは消費電流が500mAの物と1Aの物1台づつ持っています、ただいずれもスイッチング式です。
(トランス式は200mAが1台あるがこれでは2台に供給できない)
後で試そうと思いますが、ノイズが乗ったらイヤだなぁ・・・
交流電源からのノイズの事を考えるとやはり電池を使いたい所です。
自作のエフェクター用充電式バッテリーシステムは9Vですし、新たに用意しないといけません。
モバイルバッテリーで12Vを取り出せる物が市販されているけど、それ使えるかな?
まずトランス式で12V/500mA程度のACアダプターを調達してそれを交えて手持ちのスイッチング式と比較してみるか・・・あるいはヒートシンクを使い通気を考慮したケースを使った12V/1A程度のレギュレータを製作するとか、思案のしどころです。
昨日のリハはこれでした
1983年製PB ELITEU「エリ」です。
数日前、弦をロトサウンドのハーフラウンド「RS55 SOLO BASS」に張り替えたのですが、ネックがちょっと動いてしまったかも・・・
と言うかこのベースはネックが弱いです、入手当時からネックの調整には悩まされています・・・